師走に着手したのだが腰の痛みを抱えていたのでボチボトどころかポチポチ作業をしたにもかかわらず治りを長引かせる一因にもなった作業だ。準備の手始めとして新たに草本だけの食草園として整備したい草地の集積物を一掃して平坦部を出現させた。ここを保安伐採時の処理場として当座は使う心算である。まずは南側のクワの樹を伐採しクワは大木になるし枝を広げるので草地予定部に大きく日陰を作ってしまう。であるから保安伐採樹とは言いかねるが一連の作業工程の始まりでもあった。
伐倒方向に平坦地が出来たし樹向も空間のある草地方向に伸びて重心が寄っていたから伐倒は難なく済んだ。しかし樹冠部にはクズの蔓がヘアーネットの如くまとわりついて処理し難い。クズの蔓は夏季に地上部で切断し枯れさせて置いたから倒れる力で千切れ支障にはならなかったものの生蔓では恐らく地上部まで倒れず宙ぶらりんの危ない状況を呈したはずである。まあ、作業は細かい事も行うけれど事前の準備として半年や一年前に済まして置く作業もあるのだ。
伐倒したクワは運べる大きさに切断して集積場所まで運ぶ。この日は枝の部分まで集積出来ずに残ってしまった。枯れたとはいえネットのように絡まっているクズの蔓処理は結構手間が必要で、安全作業を行うなら竹切鋸で一カ所毎に切り分けるのが安全には良いのだが、手間を惜しんでチェーンソーを振るって切断したので、どうしても重心が体軸から離れる。
その上、地上に散乱した材を拾い上げ集積場所まで運ばねばならない。いきおい肩や腰に無理を重ねる姿勢となって結果は判り切っていたのだが横着したい時もあって「判っているけど止められない…ホレ、スイスイスーダラダッタ、イタイタ末の湿布」ホントお粗末。