端的にはリフォームに当たるのかも知れないがまあ、廃棄物寸前の柵を少しだけ延命させる作業である。突端台地の食草園兼吸蜜園を囲った柵が経年劣化で上部を支えられず倒れてしまうのが目立って来たので補修しなければと思いつつ眺めてきたのだが手出しは先送りしていた。今回、年末年始のグダグダ生活から突如として作業に入った結果、腰痛が酷くなり1月は行ってしまったのである。あまりにも長い腰痛回復期間を要したし再発を恐れ入って暖機運転から作業をせねばと再生作業を選んだのだ。
とは言え再生させるべき柵は28枚あって一輪車で運ぶにしても山盛りで起伏の多いコースを運ばねばならない。恐る恐る移動しながら途中二回の横転があり身体髪膚に自信のなくなった小生には腰を折っての積み込みは辛い。それでも被災地の片付け作業を思えば無いも同じな作業である。ともかく拠点の作業場所まで運び腐った支柱部分を切断する。ここでもトラブル三昧に見舞われて溜息三斗ほど溜めただろうか…。長らく使わなかった発電機の調子が悪くポータブルは負荷をかけると停止するし大型の発電機は始動してくれない。結局この日は発電機の不調で予定通りの作業が出来ず空のガソリン容器を抱えて下山した。
ポータブル発電機の不調は過電流保護機構が働いたままで復帰ボタンを押す事で回復したのだがガソリンが足りない。そんな手太楽で自身の暖気運転には程遠く短期運転でしかなかったわい。柵の補修は縦板の差し込み部を切断し横板の中二外して立て板にする予定だったものの数枚の柵を再生し直しただけで作業は終了。再生した柵は鳥居のソックリさんになってしまったが、それでも防腐剤を塗付して設えれば四~五年は使えるだろう。この柵は某銀行からの寄付品なので多少は大事に使わねばならん。腐ったからとてポイ捨てでは好意に悖る。