トチの実を拾えば堅果艶やかに実をつけるには三十路なりとは
冬至過ぐ陽は米ほどに伸びいくも家蚊の夜は既に春なり
むずかる子はしゃぐ子らへに手を休め追うて見る谷田霜のただ中
イスラムの青を背にして裸木は墨絵のように我を覆うよ
落ち葉掻くカエル出でたり仮死のまま新たに据えし湿りし落ち葉
トチの実を拾えば堅果艶やかに実をつけるには三十路なりとは
冬至過ぐ陽は米ほどに伸びいくも家蚊の夜は既に春なり
むずかる子はしゃぐ子らへに手を休め追うて見る谷田霜のただ中
イスラムの青を背にして裸木は墨絵のように我を覆うよ
落ち葉掻くカエル出でたり仮死のまま新たに据えし湿りし落ち葉