未明まで降雨だったが晴れの空模様。一昨日から排砂弁を開放して自然排砂を期待し確認のために出かけたのだったが車両から降りたらシュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえる。それも一匹二匹ではなくあちこちから鳴き始めた感じである。期せずして初鳴きを聴いた事になるけれどカエル自体の写真はまず撮れないのである。11時のフイールドの気温は18℃だから上着を脱がないと暑く感じる陽気である。しかしながら明日以降はまた冬の気温に逆戻りする予報なのでカエルたちもさぞかしビックリ玉手箱だろう。この日の最高気温は23℃と夕刻の天気予報番組で報じていた。
さて、トンボ池通りに昨秋にばら蒔きしておいた花菜が開花しているのだがここにキタキチョウやスジグロシロチョウが見えた。帰り際にはキタテハかアカタテハか区別できない個体が一頭飛翔していた。これらのチョウも初見として良いだろう。けれど「きっとそのうち…」と懸念していた通り、育ちの良かった花菜が茎から5本ほど切り盗られていた。刃物で切った痕跡歴然なので大人の仕業である。飾るつもりだったのか食べるつもりだったのか知らないけれど一人いるだけで全滅する株数を傷める人格は理解出来ない。
さて暦の上では1月4日にムラサキシジミやムラサキツバメなど4種のチョウを観察しているのだけれど一応、寒の前なので昨季の期間にしている。寒開けてからの確認が当期の始まりとしているのだ。記録として正しいかどうかはともかく小生個人の認識の範囲内なので特段の齟齬は無いはずだ。飛翔する姿は見えなかったのだがこの日も猛禽の鳴き交わす声が聞こえていた。先日、S先生やSさんといた折りにも鳴き声や飛翔もあって名前を教えてもらったにもかかわらず出てこない。短期記憶の後退は明確であるけれど猛禽類が営巣繁殖しているのが確実になったのは嬉しい。カエルたちには「産めよ増やせよ末代までも」と発破を掛けたい。かくして水商売・自転車操業は続くのであった。