トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

行きはよいよい帰りはつらい…

2024-02-03 | 感じるままの回り道

 寒い季節もあって無理がたたった事もあったろう、腰痛で1月は棒に振ってしまった。とは言え自分なりの回復努力はしていたのである。まあ、思う様な効果が無かったと言えばなかったのだが・・・。

 立ち居振る舞いで痛みが出る状態であったものの「安静」を要する程でも無く、かといって座姿勢を続けると痛みが増すから結局は自宅軟禁徘徊日課、のようなもんだった。小学5年、6年生の当時は担任と戦闘状態でしばしば廊下で、時には職員室で立たされていたのだが職員室を抜け出しても居残っていた先生たちはニヤニヤするだけで無干渉だった。まあ、鑑賞に堪えるような餓鬼では無かったのであろう。さて閑話休題、それはともかく自宅で立ちんぼ中だから客引きでもして小遣い稼ぎしたくても通行人は居らん。仕方なしにストレッチや腰痛体操、お台所に立つ事になる。辞書を開いたら「お台所」とは元々は「男台所」であって大和男の領分だったそうな。これは四月一日用・・・。

 さて腰痛に難儀していたその初めの頃は「静的平衡」を心掛けていた、とも言えるがそれはあくまで攻めではなく守りの姿勢である。籠城が長引けば衰えも忍び寄る。そこで攻めに転じた訳なのだが初っ端からフイールド作業では大きく過ちを犯してしまう。そこで「動的平衡」を繋ぎに入れてみた。早く言えばこの場合は「しっかり歩き」で、二本ストックで歩こうかとも思ったのだが、まずは着の身着のまま、万歩計だけ装着して近くの土手、右堤左堤を往復コースにして歩いたのだ。ところどころに橋があるから歩程の目印になる。

 3000歩程度まで歩くと背中も汗ばみ臀部の不快感も消えてくれるし腰回りの痛みも和らぐ感じもして「効果あり」を実感した。この日は前日より気温が10℃も低下して寒い1日となったものの下流の街道筋まで歩きながら橋ごとの歩程を確認した。結局、総歩数は7300歩あまり、これを1時間で達成したのだから通常の散歩よりは大股で早い歩きである。さすがに帰路の後半は「まだ先なのだ…」と気も滅入る気分になったけれど昼の粗食は美味しかった。