霜ばしら裸地なる畔を崩しゆく元凶なりし猪こそ憎し
木の葉降る木枯らしの道カラカラと落ち葉揃ってまくしたてらる
尾根と尾根空を舞い葉で埋め尽くす冬の手勢に山はざわめく
木枯らしに舞う葉はらいて進む身にドングリは落つ我が禿げ頭