トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヒキガエル産卵す! 2

2024-02-24 | 今日は真面目に

 雨続きで断水解消の作業をしたくても出かけられず四日間の自宅軟禁状態だった。今日一日だけ雨は止み曇天、夜半からまた数日不順な天候の予報なので意を決して水源地での強制排砂作業を行った。どうにか目途が付いた頃Sさんより電話があって「ヒキガエルが産卵した」と言う内容だった。とは言え作業を完結・完遂してからでないとフイールドには戻れず撤収し機材を小屋に納めたら11時を過ぎてしまった。

 何はともあれ初産卵を確認したいから挨拶もそこそこにトンボ池に向かう。初期と言う事もあるのだろう卵数は二腹くらいに見えた。飛び込んで水底で動かないでいた親ガエルの腹部はげっそりとしているから産卵を終えた母ガエルに違いない。第二トンボ池への落ち口のあたりに数匹姿を見え隠れさせながら時折マウントを試みようとしている個体もいた。「何ですか!真昼間から‼」と言うほどの野暮ったさも気力も無かった断水解消作業を終えた小生だった。バルブ操作の為、尾根越えをしている時にシジュウカラのさえずりを聴く。曇天で久しぶりの寒い気温だったのだが「春になった」感、ひとしおである。


*ヒキガエル産卵す! 1

2024-02-24 | 小父のお隣さん

         産褥は若草の上サギの糧


今日のエッ!品「ヨモギたっぷり羊羹」

2024-02-24 | 何よりの楽しみ

 粉寒天を残して置いても邪魔になるか忘れるかのどちらかであるから使い切る事にした。一箱購入しコーン羊羹、プラム・レーズン羊羹と作って、さすがに和風が恋しい。そこで「ヨモギたっぷり羊羹」を作る事にしたのである。とは言え、申し訳け通りと言うべきかお仕着せ通りと言うべきか少々混入した程度の紛い物など作りたくはない。

 市販の草大福や草餅など食してみると「緑色しただけ」の物が多くて満足できる商品が少ない。自分で作ってみた経験から言えば餅の量と同程度が喜悦歓喜満足品だった。それでそれに準じてヨモギペースト250gに水300cc、粉寒天2袋で作る事にする。粉寒天の説明書では一袋で十分なのだが固めが好みだし使い切るためもあって2袋を使った。後は粉寒天を水に振り入れ沸騰・溶解させつつ黒糖を溶かし込む。ヨモギの量が多いし、ここは味の濃い黒糖が良いだろうとしたのだ。キビ糖や三盆糖なら甘味は上品になるのだろうがそれよりもミネラル分も多くしたかった。要は野生爺の食べるものだからでもある。ヨモギミンチはチンしてから熱いまま沸騰中の溶液に入れ十分に撹拌し型に流した。つまりはヨモギミンチンでありおちんちんとは全く異なる。

 さて、冷蔵庫で一晩置き早速試食する。口に入れる前からヨモギの香りが鼻腔に入って来る。口に入れれば香りが口腔内に充満してヨモギの香りを堪能できた事は間違いない事実なのだが大きな見誤りがあった。それはヨモギミンチの性状から来ている。ミンチであるから微粉末がもとではなく、それなりに粒子は大きい。このことが寒天の食感より強く働き「葉っぱを咀嚼している感覚」なのだった。餅や白玉粉に練り入れたのなら粒子は粗い方が見た目も食感も美味しさに通じるのだろうが羊羹では逆効果だった。砂糖の量を少なくしたこともスイーツ感を削いでしまった。まあ、難多溜痴吾、惨多溜痴吾・・・。かくして生涯学習は一歩前進二歩後退で続けられ「高年、老いただ中、学成り難し」てなもんや三度笠。