トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ニホンアカガエルの産卵

2024-02-04 | 小父のお隣さん

 今期の初卵1月末で例年通りだった。初確認してから1週間、ウオーキングを兼ねてフイールドの産卵状況を確認して来た。水系上流部の上の池と林接池には卵塊は皆無で二つ池から下流部には卵塊が確認できた。寒いのは平気で氷盤の下でも産卵するニホンアカガエルでも敢て水温の低い場所は避けている様に感じた。

 卵塊密度が高かったのはやはりトンボ池の一画で、これは昨年末に少々だが産卵区として手を入れたのだ。場合によっては忌避される恐れもあったけれどいつもより高密度の卵塊だったので恐らく正解だったのだろう。押しなべての印象だが卵塊は深い場所より水面に上面が届くくらいの水深に好んで産卵している印象がある。すぐ隣でも卵塊の二倍程度の水深部には産んでいないから条件の選択は間違いないだろ。今期の層卵塊数は116個で昨季に続き3桁を達成した。昨季は蛇の数が多かった印象があったが、これもカエルの産生と無関係ではないだろう。蛇が増えてくれれば猛禽類の姿も見やすくなる。カエルには申し訳ないけれど食物連鎖の中軸を成す大事な群なのだ。

 節分の時点で116卵塊を数えたけれど夜間飛来して採餌していく結果の濁りで把握できない卵塊もあるはずだし、遅ればせながら産卵をしてくれるカップルもいるはずだけれど積み上げても10卵塊になるのかどうか、まあ、3桁達成だから目出度い目出度い!。