トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

返礼品は幾何回転体で・・・

2025-01-24 | 今日は真面目に

 昨年末にようやく出来上がった吾輩、孤爺渾身の一冊をわが友にして先輩格の奥様宛に送ったのだったが寒中見舞いを兼ねながらお礼状が届き同封されていたのは絵本だった。近くの里山で野外保育を行っているグループの実際の活動の中から生まれた絵本だと言う事で定年まで保育者であった奥様も多少はかかわりがあるらしかった。

 わが姥捨て山フイールドでも同様な活動があって孤爺も及ばずながら気配りはしていたのだった。その頃の中心メンバーが独立して尾根向こうをフイールドにして「森の幼稚園」を運営し始めてからは疎遠になっていたのだが師走に突然の電話があり「10周年記念行事を行うので参加してください」との内容だった。この当日の様子は既にアップしてあるが、この時にお祝い品として贈ったのが幾何回転体である。ネットサーフインすれば容易に出てくるようになった回転体だが、まだ幼児向けの玩具として作っているのは少ないのでは…と言うのが孤爺の心証である。

 さて絵本を送られて普通ならお礼状と言うのが順序だろうけれど筆不精かつ悪筆の孤爺としてはすんなりとはいかない。高校時代からの付き合い先でもあるし堅苦しく義理堅く考える相手方でも無いのだが現役時代は保育者であった事、現在も多少の現場や後輩などと関わりはあるのだろうと言う孤爺特有の妄想逞しくした結果、幾何回転体を送ってみる事にしたのだ。今回もヒノキ板ではなく桐の集成材を使った。何時もの様に板に製図してジグソーで切り抜き木工旋盤で外周を整えてから再度、ジグソーで組み合わせ部を切り抜く。この一連の加工は粉塵が出るので室内では行えない。この日は「温かい日になる」との予報だったから縁台工作する積りで災の河原の砂礫掘りを休んだ。まあ、正直に言えば砂礫掘りより工作の方がなんぼも楽しい。

 円盤の切り抜き ➡ 外周の加工 ➡ 組合わせ部の加工 

 加工した部材は所定の位置まで嚙合わされるかを確認してから接合する。材料が桐材だから非常に軽く感じるけれど軟らかい事もあり幼児が手にするだろうとの事も考慮して荏胡麻油を塗付して仕上げる事になる。塗付された荏胡麻油の酸化が進めば表面硬化していくから傷がつき難くなるだろう。しかし色合いが土壁色様に変色するから木目を活かしたくてもそこが難点に感じるが仕方がない。

     

 右の円盤型、上段は中心間距離が√2Rで等高重心のツーサイクルローラー、下段は中心間の距離が半径に同じの不等高重心であるオロイド(言い間違いは無いと思うが記憶が朧になっている)。左側がスフェリコンという。通称は円盤タイプをコロコロ、扇タイプをコロリンとして、ここには写ってはいないヘキサ・スフェリコンをガタコンと称して渡している小生である。これは動きの特徴で言っているのだが感覚的に馴染むと思える。まあ、爺我自賛のひとつだろう。


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