トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林床整備

2014-02-19 | 今日は真面目に

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 若草の萌える前に林床のネザサの処理をする。もともと、この一帯はアズマネザサが人の進入を阻むほど密生していた区域で、今もって駆逐できていない。

 夏と冬の二回位は萌芽株を地表と一緒に刈りはらっていても根絶できないほどタフである。今回は風倒木となった松の枝葉を払った場所を中心に、枝葉の移動集積を行いながら、その中で成長していた笹竹を駆除した。Photo

 倒れた松の枝を幹から切り離しただけの状態だったので、集積したように見えるが、中は空間だらけだ。ここ何年か周囲の刈り払いを実施すると、毎年、蜂に襲われる場所でもあった。

 特に、地下に巣作りをし体色の黒い小さなクロスズメバチは、発見が遅れ被害にもあっている。小生は手袋と袖の隙間だけだったが、会友は顔と首筋に10か所近くも刺された。この違いは防護面を付けたか付けなかったかに寄るのだけれど、蒸し暑い夏の作業で防護面は不快でもある。これで今季は安心できるだろう。


**早春賦

2014-02-18 | 感じるままの回り道

 七草を待たずの粥は守り疲れ二度目のわらし疲労食なり

 粥食べて山に入れば日の暮れの伸びを知りたり七草の日に

 ドコンドコン枕の耳に脈聞こゆ立春の朝まだ明けぬなり

 挨拶に会釈も無くて知らぬふり早堀り人は横向きて過ぐ

 何ゆえか早堀り人は目を外す近づく人を避けたり彼ら


2月定例会

2014-02-17 | 月例会

2014/02/16(土)9:30~13:30

会員 11名

活動 *バイオトイレ水栓の排水路(駐車場に流れるままだったのを沢に誘導)

    *バイオトイレの洗浄ボタンの修理

    *未処理木の引き落とし(風倒木となり処理途中の木を斜面下に落とす)

    *ベンチの設置(拠点広場に中古梁材でベンチ設置)

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 予定では侵入竹除伐だったが、前日までの降雨で斜面も竹藪も濡れているため、一帯の整備をする。

 長らく「使用不可」のままだったトイレは、現場を見たら修理可能と分かったので復旧させた。


立ち枯れ木の処理

2014-02-16 | 今日は真面目に

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 立ち枯れになった松を除伐する。おおかた松くい虫の被害によるのだろうが、周辺の「松枯れ」はほぼ終息したように思える

 立ち枯れした木はあるけれど、全てを伐採する訳でもない。しっかりと立っている枯れ木については、危険が無い限りは、おおむね残してある。これはキツツキなどの採餌用のつもりだけれど、果たして利用しているかどうかまでは確認していない。

 とは言え、キツツキ類ではコゲラは良く目にする。もう少し大きめのキツツキがいるのだが、音だけ聞こえて、姿を見ないので種類は判らない。「利用しているだろう」の憶測と思い込みで残しているのである。まあ、「密やかな楽しみ」の類だ。


馬も四足、鹿も四足

2014-02-15 | 何よりの楽しみ

Photo  南岸低気圧のせいで手持ちぶたさ極まり、台所の棚を片づけていたら、二年も前に賞味期限が来ていた上新粉が出てきた。思い返すと、草餅を作ろうと購入していた粉だった。結局ヨモギを摘むことなく忘れていたのだ。

 捨てるのももったいないから、思案して甘酒を作ってみた。おかゆに米麹を混ぜるのも、米粉である上新粉に米麹を混ぜるのも結果は同じだろう。Photo_2

 てな訳で、上新粉を水に溶き、湯煎をしながら糊化させて60℃台に温度が下がったところで米麹を混ぜ10時間保温した。結果は、おかゆで作った甘酒よりきめ細やかである。当たり前と言えば当たり前の結果だ…。

 とは言え、毎回飲みたいとは感じない。粒粒感が恋しい。


実生幼樹の手入れ

2014-02-14 | 今日は真面目に

Photo_7  倒木処理の合間に、周辺の実生幼樹の手入れをする。絡まった蔓草を外し樹形を整えて終了だ。

 一年たつと蔓草に覆われてしまうほどの幼樹もあるから、時々は見回って外してやらねばならない。実生幼樹を保育している部分は、ほとんどが林内で、足繁く訪れる場所でもないから、気が付いた時には手入れをするのだが、年一回程度で終わってしまうのである。Photo_8

 植樹した苗は、それなりに見回りをするけれど、実生幼樹はどうしても気が付くのが遅くなる。まあ、それだけたくましい樹に育つだろうと思ってはいるが…。


風倒木の処理

2014-02-13 | 今日は真面目に

2  拠点下の実生樹林への移行を助けている区域の倒木の片づけをする。

 頻繁に人の出入りがある林内ではないので、「朽ちるがままに」と放置していたのだが、年二回ほど刈り払う作業の時、ストレスになるので、思い切って処理集積をしたのだ。Photo_4

 松、杉など都合3本を適宜切断し、根起こしされ倒れた株元の窪み内に収めた。これで歩きやすくなったし、刈り払い作業も楽になる。

 刈り払い作業も、草萌える前に簡単に実施しておかねばならない時期になったし、萌芽更新の適期でもあって「シーズン到来」の気分になる。


まだ飛ばない

2014-02-12 | 小父のお隣さん

Photo_4  泥水地の一角に播種した菜の花が咲きそろった。寒暖が激しい日が続くが、池の氷は消えた。もう再氷結は無いのだろうと思っている。

 昼頃の気温は11度、ミツバチの来訪があるかと暫く佇んでいたけれど一匹も姿を見せなかった。外気温と飛翔の関係は、把握していないけれど、少々ガッカリである。

 晩秋に急いで再整備した泥水地の畦や堤は、ドロドロだった表土も乾燥してきて、歩きやすくなってきた。いよいよ水辺のシーズンもやってくる。


皮むき器

2014-02-12 | 今日は真面目に

Photo  樹皮を剥くのに、今までは首を曲げこんだ鎌を使っていたが、不満足だった。そこで思い切って「皮むき器」を調達した。

 これがすこぶる快適で、道具次第でこんなに作業性能が異なるものだと改めて思い知った。通販で3000円台で購入できた。皮剥き器には、このタイプの他に、刃の両側に握り柄のついたタイプがあったが、こちらの値段は倍もした。Photo_2

 小生的には、このタイプが欲しかったのだが、購入するにあたり「お客様登録」と「サインイン」を要求されるシステムには馬鹿馬鹿しくて利用する気にはなれなかった。購入した長柄タイプは作業姿勢も立位で可能だし、結果的にはこれで良かったと思う。


**白銀の郷

2014-02-11 | 大震災

 雪の原賑わい消えし里の跡雪消え去れば賑わう線量

 白銀の更地我が里現世の色即是空寂寂となり

 綿帽子かぶり静かに地蔵尊雪の浄土に白き浪見ゆ

 大雪や隠し切れない傷跡を白布で覆うはや三回忌

 山の雪恵みとなりて春還る我らも何時か我が故郷へ


フキノトウ萌える

2014-02-10 | 何よりの楽しみ

Photo_3  拠点道具小屋付近のフキノトウが出た。この部分は、昨年初夏に移植したもので、今期に収穫できるとは思わなかった。

 小生は摘み取らなかったけれど、十分に膨らんだ良質のフキノトウが10個ほど収穫された。この場所は朝から昼過ぎまで日差しが届き、お湿りも年間通してある場所だから、環境的にも良い場所である。

 難点は、食事や打ち合わせに集まるテーブル脇なので、踏みつぶされる事、多々なのだ。フキノトウが出る頃は、それなりに注意を払うけれども、後は雑草の扱いだ。それでもめげずにトウを出すのはたくましい命の証だ。


**はるかな昔

2014-02-10 | 今はうたかた

 父母祖父母命日忘れ母の歳改めて知る祥月命日

 雪しぐれ静寂の中お別れの母の瞳に映る我が影

 立ち会えぬ父は小さく身を変えて苦労の浮世脱しけるなり

 祖母しるす柱の線の積み重ね一日一筋知るは祖母のみ

 除夜の鐘祖父送るよな音引いて雪の山里新年となる


菜の花

2014-02-09 | 感じるままの回り道

2  一株だけ育った家の前の菜の花。播種したのかどうか定かではないので、こぼれ種が発芽したのかもしれない。

 それはともかく、立春を前にして花穂を立ち上げ開花した。恐らく「寒咲菜の花」だと思われるが、根拠は泥水地の一角に播種しているからで、他は手にしていない。

 開花している花は、この花以外に水仙が近くで満開であるけれど、由緒は判らない一株だけの菜の花の方に春を感じる。


*寒

2014-02-08 | 感じるままの回り道

            氷張る冬水たんぼ青き空

            春よ春氷厚きも陽は伸びた

            凍て土も緩む昼餉のモグラ塚

            初あられ竹の葉鳴らし降りしきる

            氷張るわらべ群れ寄る嬉々と割る


そろそろ終わり

2014-02-07 | 遊び子は

Photo  「立春大吉」ならぬ「立春大寒む」になってしまった。ところによっては「立春大雪」だったろうが、雪国育ちの小生としては「大雪」には感じられない。

 それはともかく、厚い結氷を期待した今季だったが、昨季に大きく劣ってしまった。大人が安心して氷上で歩ける厚さにはならなかった。昨季は12月より2月初めまで十分に遊べたのだ。子ども達が楽しめるのも中旬頃までか…。

 立春も過ぎ、そろそろ氷遊びも限界になってきた。陽射しは明るさを増したし、泥水地へ日射が近づきつつあるのが良く分かる。日蔭になっていた駐車場にも、もうすぐ日差しが届き、帰路、暖かい車内に入れるのは嬉しい。