食草園の一角、イボタの根元に定植したキジョランは5~6年経過しているが一向に成長しない。それでも今期は沈泥地から浚渫した山の土砂をスコップ数杯客土したせいか背丈も1尺ほどになり葉も大きくなった。
この程度では産卵は難しいだろうと読んでいたのだが11月下旬に食痕を見つけ葉裏を探したのだが見つける事が出来なかった。12月に入り見回りで立ち寄った際に確認してみたら2頭いたのだ。まだ10mmあるかないかの体長だが紛れもなくアサギマダラの幼虫だ。
拠点モチノキに絡ましたキジョランに発生した幼虫もそうなのだが、このサイズで越冬していくのだろうか。当地は温暖とは言え降霜もあるし氷結もする。まあ一冬かけて確かめるしかない。ハラハラなのかワクワクなのか何とも言えない。
キジョラン本体
傷は不明
左は卵塊?
この程度では産卵は難しいだろうと読んでいたのだが11月下旬に食痕を見つけ葉裏を探したのだが見つける事が出来なかった。12月に入り見回りで立ち寄った際に確認してみたら2頭いたのだ。まだ10mmあるかないかの体長だが紛れもなくアサギマダラの幼虫だ。
拠点モチノキに絡ましたキジョランに発生した幼虫もそうなのだが、このサイズで越冬していくのだろうか。当地は温暖とは言え降霜もあるし氷結もする。まあ一冬かけて確かめるしかない。ハラハラなのかワクワクなのか何とも言えない。




とりあえず骨と肉とに切り分けて骨とブロックになりにくい部分は煮込みにして食べる。最初はシチューの心算だったのだがコンニャクがあったからおでんになってしまった。骨も一緒に煮て肉の部分に齧りつき食べ、さて髄をどうしょうかと思案したのだが、結局割って食べずに廃棄した。今になって「食べればよかった…」と思っても遅い。
ブロック状の肉塊は所定のレシピに沿って塩、砂糖、香辛料などを擦り込み冷蔵庫で数日漬け込む。当座の数日間は漬け込み状態をまんべんなく整えるために揉みこみと天地返しをするだけだ。




スライスは大振りにした方が後の始末が容易だと安定の悪い据え方で包丁を入れたのがいけなかった。その上、危機管理能力が衰えている事も考慮しなかった。これでは危険予知も危険回避も毛頭なかったあの「何とか」とおなじである。この点だけが恥じ入る事、大なのだ。
今回、数個目をスライス始めた直後に小指まで包丁を入れてしまったのであるが、一瞬であっても刃が入っていく感触が両手にあったけれどどうしょうもない。治療後、包帯の手をまじまじと見つめて気が付いたのは「中指の爪先端」まで削っていた。危ない危ない危機一髪どころか危機二髪、いいえ危機二指だったのである。
とっさにキッチンペーパーで押さえたのだが出血が多く直ぐに取り換える羽目になった。切った直後は「包帯で済むか…」と思ったものの急遽受診する事にした。あいにく日曜で休日担当医は少々遠い。そこで「救命救急センターなら大丈夫か…」と向かったら「内科の担当日です。専門外の医師が担当しますがよろしいですか?」と確認された。まあ、基本的処置の範囲だろうからと承諾したのだが結果的には五針縫う事になった。
そんなこんなで年内の作業はまた先送りになってしまったけれど、落胆しなかったのは落指しなかった事に尽きる。指をスライスしても「生姜砂糖漬け」は出来ない事を右手に言い聞かせ、我が胸の中で「決してスライスしない」と固く指切り拳万したのだった。
上の池からの放流口、降雨出水すると容易にオーバーフローを保持している丸太の構造が崩れる事度々だった。ここが崩壊すると上の池の湛水能力が無くなってしまう。考えた末に水の落ち口に制水板を取り付けたのだが夏以来の降雨は大した量でなかったので効果の程は確かめられなかった。
今回、12月としては思いがけない12時間降雨量が110mmを越え大量に出水したので様子を見に行った。効果は十分にあって浸食溝に積み上げた丸太は動いていなかった。やれやれ当座は安心だろう。もう一つの心配事は水源地の浸食で断水したかどうかだったが必要な水量を吐水していた。この送水安定にどれだけ苦労した事か。帯状疱疹で寝込んでしまったのは間違いなくこの作業が誘因なのだから思わずガッツポーズだ。9月下旬から現在まで断水せず吐水量を確保出来ているのは信じがたい結果でもある。
散乱せず
制水板設置以前
今回、12月としては思いがけない12時間降雨量が110mmを越え大量に出水したので様子を見に行った。効果は十分にあって浸食溝に積み上げた丸太は動いていなかった。やれやれ当座は安心だろう。もう一つの心配事は水源地の浸食で断水したかどうかだったが必要な水量を吐水していた。この送水安定にどれだけ苦労した事か。帯状疱疹で寝込んでしまったのは間違いなくこの作業が誘因なのだから思わずガッツポーズだ。9月下旬から現在まで断水せず吐水量を確保出来ているのは信じがたい結果でもある。



漱石の「草枕」から「本歌取り?」すれば「情に棹さし流されて、痴に働いて角が立ち、異議を唱えて窮屈に…」と、いつかは破綻すると思っていた事態が来たようだ。もう「後の祭り」である。映画の題名では無いが帯状疱疹で「小生が寝てる間に」事態は進行したのだった。一部は「畦は通路で遊び場か」としてアップしたが、その直前から当事者グループの活動は当地で行われていない。
何時も感じていた事は「環境教育とは環境破壊する活動か!?」と言う点で、当事者は「環境に依存し支えられ活動が成り立っている」という厳然たる事実を忘れていると受け止めるに足る行動結果が小生だけでも両手の指で足らないくらいある。活動を成立させてくれる環境に対して気遣いや愛情がなさ過ぎた。
そんな数々は、その時々で腹の中に収めて済んできた事柄なのだが、祭りの準備に追われ拠点で電動工具を使い作業をしていた日にその御一行様が近くでシートを広げた事に急転の発端があった。会友が当たり前の事として「危ないから今日は別の場所に行って…」と伝えたところ「許可を取ってある」との返答で、それから数日後では「うちの子ども達は大丈夫です」との対応だった。これには腹に据えかねて「もう来るな!」と一括したとの話だったが当たり前であろう。
また別の会友の話では、草地に春の吸蜜用にと筋蒔きしておいた菜の花、猪に荒らされ半分は消えたのだが、その残りの部分を移動のため踏みつけ入ってきたので怒鳴りつけたとの事だった。畑ではないとは言え、一角だけ一条の緑の葉が続いていれば「?」と注意をするだろうとは小生の勘繰りか…。まあ、そんな事で猪以外の山荒氏は沈静化したが一番の被害者はおチビちゃん達で格好のフイールド?を引率者の不見識で利用しにくくした事になる。多々ネガティブな事態を共有し共感してしまった、こういう事態の解決は絶望的だ。

食するサイズに相当するが泥水地での生息体では泥臭いだけだろうし一匹では調理のし甲斐もないから死骸にせず下流部で放流した。水路などの丸太材の構築物の下部にトンネルを形成するのはこのモクズガニなのだろうと推測しているけれど、絶滅させるわけにもいかない。
先日地元のテレビ局夕方の放送で「モクズガニ大発生」と題した番組表を読んだけれど放送内容は見なかった。この泥水地はモクズガニが往来できる環境とは思ってもいないけれど、今期は捕獲が度重なったから、やはり大発生したのか…が心証だ。


「大発生」が報じられて数日後、たまたま同じ局が「その後」を報じるための取材映像を見た。なんと!なんとなのだ。自宅から50m程にある河川だった。「大発生」を視聴した会友は「バケツ一杯捕っていた」などと言う。なんとも悔しい…。
はやぶさは太郎のごとく竜宮へおみやは何の玉手箱かな
矢折れ尽き火球と消えし先代の御霊生かして究竟涅槃
仏性を虚空の果てに求めつつ生命無き機は生削り行く
されどまた母星へ戻るその日まで宙行く船は塵に等しき
我も行く宇宙自体のその時は火炎を発し灰となる時
矢折れ尽き火球と消えし先代の御霊生かして究竟涅槃
仏性を虚空の果てに求めつつ生命無き機は生削り行く
されどまた母星へ戻るその日まで宙行く船は塵に等しき
我も行く宇宙自体のその時は火炎を発し灰となる時
拠点の畑地に植えた生姜を一部掘り取って見た。自家用でなく、何時も農産物を分けて頂いている会友W氏Y氏へのお返し分である。
ろくに手入れも施肥もしない捨て作りだったが一株で1.8㎏ほどに育った。掘り取ったのは南北二畝の北側だったので南側の畝では2㎏程度になるのではないかと期待している。標準の収穫量がどの程度なのか知る由もないけれどシロップや甘酢漬けだけなら十分に足りる量だろう。種生姜2㎏を植えこんで一株2Kg程になれば残りの株数で10㎏を超えそうだ。
畑の周囲をフエンスで囲ったため猪に掘り起こされずこの収穫になった。調理の準備をしてから小生の分は掘り起こす。
後日、全て掘り起こして重量計算したところ11㎏超だった。予想より少なくて拍子抜けしたが2㎏の種生姜で5倍に増えた計算になる。これは今までと同じだから、まあしょうがない。
一株
重量測定
ろくに手入れも施肥もしない捨て作りだったが一株で1.8㎏ほどに育った。掘り取ったのは南北二畝の北側だったので南側の畝では2㎏程度になるのではないかと期待している。標準の収穫量がどの程度なのか知る由もないけれどシロップや甘酢漬けだけなら十分に足りる量だろう。種生姜2㎏を植えこんで一株2Kg程になれば残りの株数で10㎏を超えそうだ。
畑の周囲をフエンスで囲ったため猪に掘り起こされずこの収穫になった。調理の準備をしてから小生の分は掘り起こす。
後日、全て掘り起こして重量計算したところ11㎏超だった。予想より少なくて拍子抜けしたが2㎏の種生姜で5倍に増えた計算になる。これは今までと同じだから、まあしょうがない。



錦鯉とドジョウとは相性が悪く池の底に泥を入れても餌食になってしまう。以前、シジミやカラス貝も投入した事があったが程なく砕けた貝殻だけになってしまった。
そんなことで今回は越冬できるかどうかだけ確認するために生簀を作りドジョウを入れ様子を見る事にする。生簀はコンテナを流用し園芸ネットでドジョウの脱出を防ぎ、底に沈めた木箱に泥を入れ越冬場所にする。コンテナ底面すべて8㎝程度の泥の厚さである。最初の泥の厚さは半分の4cmで、その上にビデオテープを落としこんで隠れ場所にしたのだが「越冬環境」としては泥の層が良いだろうと手直ししたのである。
ビデオテープを使う事はドジョウ繁殖業者が水槽のドジョウにストレスを与えないために考えた方法で有効だったそうだが、小生は底に居るドジョウの姿を見たいのでテープは外した。