暑い盛りの日中に今にも墜落しそうな飛び方の、お目にかかる事が多いタマムシなのだが、これがなかなか曲者でタモ網を振っても逃げる時は素早い。であるから目にしても手にする事は希な貴重生物でもあるのだ。
それを会友のYさんは三匹も籠に入れている。小生はあまりの暑さに耐えかねてフイールドへ行くのをサボったからいきさつは知らず、その理由を聞いて汗も引っ込んでしまった。勿論、まだ汗疹は出来ていないものの…。
話の内容は先日桑の樹を除伐した折り、双幹の片方だけ処理した切り口に樹液を吸いに来ていたのだと言う。言われてみれば「なるほど」納得したが、そもそも桑の樹液に集まるとは思ってもいなかった。
クヌギの何本かの幹に傷をつけておいた部分からは樹液は一滴も出ず、傷もつけずにいた数本の木からは幹元が濡れるくらい樹液が出ている。
人工的に支障なく樹液を出すには「ウルシ鎌」でひっかくようでないと無理なのかもしれない。
ともかく桑の切断面で苦も無く三匹を採集できたのが分かったから小生もタモ網と虫籠を荷室に加えフイールドへ出かける事にする。山に入った当初から玉虫を樹脂封入した標本を作ってみたいのだ。高かった封入キットは10年も棚の奥だし、使えるかどうかは分からないけれど…。
それを会友のYさんは三匹も籠に入れている。小生はあまりの暑さに耐えかねてフイールドへ行くのをサボったからいきさつは知らず、その理由を聞いて汗も引っ込んでしまった。勿論、まだ汗疹は出来ていないものの…。
話の内容は先日桑の樹を除伐した折り、双幹の片方だけ処理した切り口に樹液を吸いに来ていたのだと言う。言われてみれば「なるほど」納得したが、そもそも桑の樹液に集まるとは思ってもいなかった。
クヌギの何本かの幹に傷をつけておいた部分からは樹液は一滴も出ず、傷もつけずにいた数本の木からは幹元が濡れるくらい樹液が出ている。
人工的に支障なく樹液を出すには「ウルシ鎌」でひっかくようでないと無理なのかもしれない。
ともかく桑の切断面で苦も無く三匹を採集できたのが分かったから小生もタモ網と虫籠を荷室に加えフイールドへ出かける事にする。山に入った当初から玉虫を樹脂封入した標本を作ってみたいのだ。高かった封入キットは10年も棚の奥だし、使えるかどうかは分からないけれど…。