the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANES道二級。
それとは無関係に・・・。

美味くおにぎりを食べるには、まずおにぎりの
状態に左右される。当たり前か。

決してぎゅうぎゅうに固くなくて、すぐ解ける
ほど緩くないのが肝要。
半数はそのまま。あとの半数は腰に海苔が
巻かれている。その海苔はまだパリッと感を
失っておらず、片方の端がピョンと跳ねている。
おかずなど要らないが、明太子の端っこでもあれば
充分すぎる。
熱いお茶も要る。
これは満腹度が通常の場合である。

かなり腹が減っているときは、
それよりも固く握られていても構わない。
飲み込んだらその重みで身体がすこし沈んだ
んじゃなかろうか と思うほどの比重が要る。
海苔の片端がピョンと跳ねているのは変わりない。
おかずはソーセージと卵焼き。
またはベーコンとジャガイモを炒めたやつ。
これらが大量にあって、おにぎりもそこそこの
皿の上にピラミッドのごとく屹立しているのが
いい。
みそ汁は、まああってもなくても構わない。
お茶は要る。冷たい麦茶が合う。
いや、目の前にそんなに出されたとしてお前は
それを食べられるのか?と問われるかも知れないが
食べた。実績がある。
証人である母はもう死んでしまったが、呆れていた。
「まさか本当に食べきるとは・・・」と言っていた。
「でも食べるために作ったんでしょうに」と言うと、
「残せばいいでしょうが。後で食べられるんだから」
と、呆れたため息交じりで母は、あっちを向いたまま
言っていた。
だって、おにぎり好きなんだもん。





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