GITANESを休止してもうそんなに経ったのか。
それとは無関係に・・・。
「十年早い」というフレーズがある。
私も社会人になってしばらくの間に二、三度言われたことがある。
質問の内容がキャリアと合ってないとか、もっと下働きのことだけ
に集中していろ、というような意味だろう。もっと簡単に言うと
「生意気だ」ということになる。
そう言われていたころからもう30年ほど経つのだが、なんと
今でもそのフレーズは使われているそうなのだ。
大体そんなことを堂々と言っている者は馬鹿に違いないのだから
まともに取り合わなくてもいい。また、馬鹿であるからその
バリエーションとして「百年早い!」と言い放つこともあったらしい。
亀や鶴ではないのだから百年も待てず、優秀な人類は転職していく。
言われた若手側はふと考える。職場を見回して10年選手、
20年選手を探して思う。「自分は10年経ってやっとアノ人
程度になるんだろうか」「20年我慢して、目指すのがアノ先輩?」
と考える。そして、目先の利く者はいち早く出ていき、そうでも
ない人は残る。これが「十年早い」というセリフの効果である。
もちろんマイナスの。
「十年早い」なんて言われるよりも「1週間遅い!」と言われる方が
発奮するという人もいるだろう。つまり「どんどん来い!」という
ことだ。
そういう組織が強そうな気がする。
と、自己啓発本風なことを書いてみた。
※ちなみに、「10年早い!」と言った人は、その1年後ぐらいに
「お前ももうそれぐらいできるようになれ!」と新たな説教を
くれた。
どっちやねん。