GITANESとコーヒーとドーナツは至上のトリオ。
それとは無関係に・・・。
ある本を読んでいると、思い出の味として
「おばあちゃんが昔よく作ってくれた」とか
「母が幼い私のおやつとして作ってくれた」というような
「ドーナツ」が素朴で、それでも味わい深くて
それを食べられることが無上の喜びだった
てな文章がたくさん載っていた。
手作りで、だから少々歪んでいたり、形がバラバラ不揃いで、
それでいてやさしかった味が忘れられない
らしい。
これは家庭の味の話だが、ドーナツを扱う小さい店、
喫茶店やカフェ、パン屋でも
「少々歪で不揃いで、味が優しくて、いろいろ控えめで
それを買って食べるにはちょっと早起きして出かけなければ
すぐに売り切れてしまう」タイプのドーナツショップがあるだろう。
確かにこう書くと魅力的だ。
それはそれで美味いのだ。だってドーナツというのは
そもそも美味いもんだから。
でもその、素朴な店の手作りドーナツをありがたがって
それに同調しないといけないような空気があるような。
某大手チェーンのドーナツはいちばん美味いけどなあ。
いや、もちろん個人の感想です。
思い出したら食べたくなったので買いに行ってきます。