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それとは無関係に・・・。
 



GITANESは読書のお供。
それとは無関係に・・・。

もう10月が終わってしまった。読むペースは上がらない。
上がっても仕方ないけど、想像よりも遅いのだ。

●穂村弘 / 君がいない夜のごはん
すべて食に関するエッセイで、歌集ではない。
全体も所々も面白い。新刊が出たら買ってしまう。
なぜかわからない。

●堂場瞬一 / 大連合
まったく興味がでない高校野球の小説。
部員不足により近くの高校同士が連合チームを組み
地方予選で戦うというストーリー。地方によってはこの
連合チームは現実のものとなっている。
思い切り予想を外した結末。そうくるか。

●谷崎潤一郎 /陰翳礼讃
フォトブックになった陰翳礼讃ということだ。
最後の最後に※個人の感想です という注釈を載せれば
ピッタリなのではないかと思うが、「失いつつある陰翳の世界を
文学の領域にでも読み戻したい」というのが主旨であれば
そうか、そういうこともあるか と感じる。

●諏訪宗篤 /海賊忍者
「海賊」で「忍者」というタイトルだ。男子ならそりゃ
読むだろう。冒頭少しと週末が大活劇。これぞ海賊ものであり
忍者ものだ。
あるところで、表紙イラストの「真っ赤なマフラーの忍者って
目立つなあ」と書いたら、作者ご本人からメッセージがきた。
「やっぱり目立ちますかね?」とのこと。律儀な方だ。
しかし海賊でもあるのだから、もし海に落っこちたときのことを
考えると目立つほうがいい。ボーダーシャツと同じ理屈だ。


●角田光代 /降り積もる光の粒
旅に関するエッセイ。旅がお好きだという筆者の旅話。
はじめから60%ほどは楽しい話が続くが、そこから先は
打って変わってかなり重くなる。
貧困や女性蔑視がまだまだ当たり前の土地へ行く。
震災後の三陸地方にも行く。
重い。しかしこれはテーマがただ重苦しいのではなく、
この重さというのは「読み応え」でもある。

●北方謙三 /岳飛伝1
とうとう手を出してしまった。
「大水滸」と呼ばれる作品のうち、「水滸伝 全19巻」
「楊令伝 全15巻」を読んだところで休止していた。
微妙につながりのある「チンギス紀 全17巻」を先に
読んでしまって、もうこれでいいかなと思っていたのに
とうとう。
静かに進行していた物語だが、114ページでいきなりボルテージ
が急上昇。これが「2巻も買え。」と誘うのだ。
さらに、解説がキングダムの原泰久だった。

ということで10月は7冊読んだらしい。
年間で現在89冊。目標の100冊までにあと11冊。
3冊併読中だから、この数字には達するだろう。
あと2か月だ。


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