散歩に行く４

GITANESの味は、黄昏時に一層不味くなる。
それとは無関係に・・・。

日が暮れてきた。
神社仏閣は夕方早々に閉ってしまうので、純粋に町の散策。
少々買い物の予定もある。


降水確立は２０％ほどだった。雨が降らなくてよかったが
少々暑かった。それでも観光客の中には真冬のイデタチの人も
多数。




一番上の写真と同じ通りだが、日が落ちれば落ちたで
違う雰囲気が滲み出る。


写真を撮っていて面白い現象を発見した。

立ち止まって撮りたい方にカメラを向け、そのまましばらくすると
必ず立ち止まってその方向を見る人が現れる。
決して私が往来の邪魔をして、立ち止まらせている訳ではない。
カメラのモニタを覗き込んでくる人もいた。特に外国人にその
傾向が強いようだ。
そして同じ方向にカメラを向け、写真を撮る人まで出てくる。
面白い遊びだ。
撮影伝染ゲームだ。


これなんかは、路地の先には別に何もないのに、伝染ゲームのために
撮ったようなものだ。



これもそう。外国人一行が路地奥を覗き込んでいた。



抹茶を飲み休憩していると、無性に地元の美味くも不味くもない
うどん店のうどんを食べたくなってきたので、クルマに乗り帰る。

結局写真を８０枚ほど撮ったが、その内の７０枚ぐらいは
前衛的過ぎて、私の死後８０年ぐらい経たないと
その価値は誰にも認められないだろう。




地元のうどんは、案の定美味くも不味くもなく、
非常に安心した。

散歩に行く３

GITANESを持参していないので荷物は少なくて済む。
それとは無関係に・・・。


でかい山門が見えてきた。
階段を昇る。知恩院だ。
鐘を見たかったのだが、疲れたので鐘まで辿りつかないまま
また石段を降りる。どうせ鐘は逃げない。
また来たときもきっと探せばあるだろうから。


知恩院の、屋根の先っちょ。


ずっとサイフに入れっぱなしになっていたお札を返しに
八坂神社へ。
意外に人が少ないのは連休明けだからか。


八坂さんの、屋根の先っちょ。


まだ続く。

散歩に行く２

GITANESを復活させたくなる、白州次郎のドラマ。
それとは無関係に・・・。


そう言えば、弁当を食べに寄った店は
会計の際、写真の部屋に通される。
お店の人は「待合」と称していた。
そこであの某番組で見るような（レストラン金額当て番組）
革のバインダーに挟まれた勘定書きを見せられ、そのバインダー
にお金を挟んで支払う。
しばらくソファに座っているとお釣りが小額戻ってきた。

玄関に行くと我々の靴がすでにセッティングされていた。


玄関を出ると、横付けして鍵を預けたクルマが移動されている。
玄関番（兼案内係兼下足番、コンシェルジュか）の人が
「さっき停めていただいた場所は普段邪魔にならないのですが、
どうも今日は取材と撮影が多くて、ちょっと奥の駐車場へ移動させて
いただきました。」と言う。
そう言えばテレビクルーが撮影中だった。

そりゃあ美味しいし、サービスも雰囲気もいいし、取材があるのは
当たり前だなあ　程度にしか考えていなかったのだが、
どうしてその日に取材が集中したのかの真相を、帰宅してから知り
ちょっとびっくりしてしまった。いや、良い方の意味での取材だ。
あえて理由は書かないが、まあ運が良かったというべきか。

それにしても、あんなことになっていたとはまったく気付かなかったのは
不覚だった。



散歩は続く。

散歩に行く１

GITANESが吸えなくてもまったく困らない行程。
それとは無関係に・・・。


京都へ散歩に行った。
手持ちの数珠がパッとしなかったので、東寺で購入。

散歩なんだからと寺の内をウロウロする。
千手観音や宮本武蔵の襖絵などを観るが、どれもこれも
当然の如く撮影禁止なので、もう頭の中では勝手な着色が
始まっていると思われる。

それにしても四天王や不動さんを眺めていると、手に持つ
道具で思いっきりドツカレるように感じるのは、私が
悪人だからに違いない。
多分善人から見ると、救ってくれるような姿に見えるはずだ。


東寺でかなり長居してしまい、気がつくと昼を過ぎていた。

予約の弁当を食べに、それらしい店へ移動。





美味かったが量がやや多い。
窓を開け放てる季節だから快適に食事できる。


案内係か玄関係か（兼下足番か兼コンシェルジュか）の人に預けても
笑われないような、立派な靴を履いていけばよかったと後悔している。

散歩は八坂神社、知恩院、青蓮院門跡へと続く。

ヌッ

GITANESを吸うということは、精神を鍛えることである。
それとは無関係に・・・。

自宅東側はあまり人目に触れることがない。だから面倒くさいので
適当に砕石（砂利）を敷いており、植栽もなにもせずに
手抜きし放題になっている。

ところがその砕石の隙間からユリがヌッと姿を現したのが
２ヶ月ほど前。
そして、一旦は花を落としたそのユリが、何がどうなっているのか
わからないが、また花をつけた。
誰も世話せず誰も注目せず、そもそもそんなところに誰も球根を
植える訳もないのに、直立している。


そんなこともあるのだなあ　とカメラを向けると、
横からヌッと現れたのはケンタロウ（柴♂）。
カメラ目線ではないのに、フレームには必ず入ってくる。
決して犬とユリを同時に撮ろうとはしていない。

「何ですか何事ですかそれおいしいですか？」と
必ずフレームに入ってくるのである。
で、入ってきたわりには遠くを見ているだけなのだが、
シャッターを切るまでは完全静止している。


撮り終えると、
「ああ、終った？チーズくれる？」

と大騒ぎだ。
さっきクッキー食っただろうが。

オマリー

GITANESを吸っていたらさぞ苦かっただろう。
それとは無関係に・・・。


さんざん引っ張ったタイガースの今シーズンは呆気なく
終った。
これから恒例の「一体何が悪かったのかシーズン」に突入する。


まあ色んなところに問題があったのだろう。
福原安藤とか。

しかし私の意見は、先日刊行された江夏・岡田のインタビュー本
にて岡田が言っていたように、スカウトアメリカ担当の

「オマリー何やっとんねん？！」である。

来季は変な助っ人選手に引っかかりませんように。

大忙し。

GITANESでうまくインターバルを過ごしていたのだが。
それとは無関係に・・・。


朝からいろんな人と会い、いろんな商談。
今日だけでかなりの金額を遣った（発注した）ような
感じだ。
それにしても、同時にいろいろ仕事が進行していたり、
複数の即断即決を迫られていたり、いくつかの交渉事の
期限が迫っていたりという環境の方が、仕事が捗るのは
どういう訳か。


進まないのは小銭貯金。
仕事が終って帰宅してから、ポケットに入っていた小銭を
貯金箱へ移すだけなのだが、新しいロードバイクを買う場合
計算上では５年後になる。
小銭を５年間も貯める・という行為は、貯金なのだから一見
計画的なように見えて、実はまったく計画性がないのと同じだ。

てなことを言っているうちに書籍のネットショップからメールが
届き、
「ご注文の品が受け取り店へ届きました」
とのこと。

そっちを控えれば、多分ロードバイクは２年もかからずに買える。
いやもちろん、計算の上だけの話だ。

台風

GITANESを吸いながら台風対策をやっていて、
まったく捗らなかった記憶がある。
それとは無関係に・・・。


雨と風が強くなってくると困るのがイヌである。

雨風の音を極端に嫌う彼は、１年中戸外で生活しており
家の中で寝泊りすることを拒否するイヌなのだが、
台風が近づいているとなると話は別で、嫌がっても
家の中に入れなければならない。
屋内で連れてこられるのもイヤだし、風雨の音も大嫌いなので
かなりのストレスになるようだ。

昨夜も玄関に繋がれた彼は、情けない声をずっと出していた。
それがうるさいので私も玄関に座りこみ、または寝転がって
イヌにつきあう。
絶えず身体のどこかしらを接触させていなければ不安な様子で、
頭や背中を撫でてやっていると、しばらくは落ち着き
彼も寝転がる。
それでも大きい物音や、木同士が擦れあう音がするとビクッと
跳ね起き、ウロウロ歩き回る。
鼻先を私の身体に押し付け、目だけをキョロキョロ動かしている。

可哀相だが仕方がない、そんな天気の日もあるのだ。
どうしようもないじゃないか。


ところがさすがに２時間も撫でたり摩ったりしていると、こっちも
飽きてくる。
ヤツもなんとなく音に慣れてくる。
そうなると、
「なんだお前、普段偉そうに吠えているのに、何ビビッてやがる？」
とあざ笑うと、ヤツは
「うっさい！エサくれないんならどっか行け！いつまでも触るな！」
と吠え、あさっての方向に向いて丸くなり勝手に寝る。
こうして飼い主とイヌの美しい関係は、あっけなく解消されるのだった。


今朝のヤツは人の顔をみて
「早くクッキーくれ！」と騒ぎ、クッキーをやった後はアクビしながら
後ろ足で顔を掻いていた。

記憶

GITANESの記憶は味と匂いと安心感だ。
それとは無関係に・・・。

子供の頃に住んでいた町には、田舎なのに歩いて行ける距離に
映画館が３つほどあった。
そのうち１つは年中子供向けの映画を上映していたような
気がする。
４，５歳の頃の記憶だ。

もちろんどの席で見ても同じ料金だったと思うが、
二階の隅、桟敷席のようなところには椅子がなくて
畳が敷かれており、そこでガメラの映画を何度も観た。

友達の間ではゴジラ好き派とガメラ派に分かれており、
私は断然ガメラ派だった。


たまたまさっきＣＳの放送で「ガメラ2 レギオン襲来」
をやっていて、それをついつい始めから終わりまで
観てしまった。
久しぶりだ、ガメラの活躍を観るのは。
あの頃の昭和ガメラよりも、さらに顔つきが厳つくなり、
どう見ても人間、特に子供とコミュニケーションがとれる
とは思えないのだが、とりあえず人間側に立ってレギオンと
戦うのである（人間の味方という訳ではないらしいけど）。


傷だらけになって戦うガメラは、やはりヒーローだった。
久しぶりに血沸き肉踊るとはこのことだ。

最後「そんなワザあるんかい！」という必殺技で、敵は
なす術もなく滅んでしまうのだが、それさえも
さすがガメラ
なのである。


見終わってからイヌの散歩。
このところ毎晩あぜ道を悠々と歩いている亀の団体が
今日はなかなか神々しく見えた。

塩昆布

GITANESを塩辛いと表現した人物がいたが、
味覚がおかしい。
それとは無関係に・・・。


昨晩も軽く１５キロほど自転車で走り、そのまま水を
飲んだだけで、入浴の後就寝。

目覚めて、朝飯抜きでいつもよりはやく会社へ。
定期健康診断のためである。


バリウムを飲まされ、機械で焼き鳥のように転がされたり
ゆすられたりして、いろんなことを計測されたり
血を抜かれたりしてぐったりする。

バリウムを無事に体外に出すために下剤を２錠のみ、
案の定それがマックスの効き目を発揮して、
さらにぐったりする。

とにかく腹が減った。

会社の人から頂戴したのが、画像の塩昆布。
天明元年創業の神宗という店のモノらしい。

腹が減りすぎて、その昆布の包装に齧りつきたくなる衝動を
抑えてなんとか帰宅。

いいものを貰った人に、機会があったら次は何を
お返ししようかとあれこれ考えるのも、それはそれで
楽しみでもある。

今日のバンメシにそれを食べるのはもったいない。
ちょっとだけ先の楽しみにしておくことにした。

月、ひんやり。

GITANESの代わりに色々供える。
それとは無関係に・・・。


ひんやりとした空気に雲もなく、まん丸の月が浮かんだ。
昨年とあまり変わらない設えで月見の儀式。

こんないい夜に、どうして安藤を先発させたのだろうか。

いや、そんなことはどうでもいい。
名月だ。

それにしても安藤は

いや、名月だ。

明るい

GITANESの明かりでは追いつかん。
それとは無関係に・・・。

買っても買ってもすぐに不満になる懐中電灯。

問題は本体の性能や電池よりも、球の持ちにあることは
わかっていた。
いくら電池を入れ替えても、球が劣化してきたのでは
どうしようもないのだ。

ということで家電店へ行き、また買ってしまった懐中電灯は
LEDの球を使っているので、あまり劣化がないらしい。


試しに犬の散歩に持って出かけてみた。

おお！強烈に明るいではないか。
さすが３０００円もする懐中電灯だ。
同じ売場に５０００円のものもあったが、こっちでも充分だ。
多分高いほうを買っていたら、それを点けた途端に
朝がやってきたと近隣の生物がみな勘違いし、えらい騒ぎに
なるところだった。危ない。


ほぼ毎日やっている自転車の夜間走行のコースに２，３ヶ所
真っ暗な場所があり、車載のライトではカバーし切れない。
丁度いいから試しに使ってみようと、ライトをバッグに入れて
自転車に乗り出かけた。


問題の場所に到達したので早速実験だ。

ところが、自転車をこぎながらバッグにしまった懐中電灯を
引っ張り出すのが至難の技だった。

やむを得ず自転車を停めてから電灯を出し、道を照らしてみたが
さすがの高出力だ。道路の様子がつぶさに見える。


問題はどうやって照らすかである。
片手で自転車を操りながらというのは非常に危ない。
安全のために灯りを点けるのだから本末転倒だ。

自転車に装着する方法もすぐには思いつかないし、口にくわえる
ぐらいしかない。
その調子でいくとだんだん八ツ墓村化していって、すぐに通報
されるだろう。
難しい問題だ。


※解決方法はわかっている。
　明るい時間帯に走ればいいだけのことだ。

原本とは

GITANESのパッケージに日本語の注意書きは
猛烈に似合わぬ。
それとは無関係に・・・。


同じ部屋に違う部署も入って仕事している上に、
そこの男性の一人はおそらく西日本で一番電話の
やり取りの声が馬鹿でかいので、聞くつもりがない電話の
内容がどうしても聞こえてくる。


先日は電話の相手から「契約書の原本をファックスしてくれ」
と依頼されたようだった。


何なのだ、原本をファックス　って。

まあ隣の部署だからいいのだが、違和感はないのだろうか。