一昨日、東京都美術館で開催されている「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠達」を見てきました。訪れたのは都民の日。学校も休みなので混雑しているかなという不安もありましたが、待ち時間0分で場内も比較的空いていて、じっくりとデルフトの巨匠達の素晴らしい作品を堪能してきました。
お目当ては勿論ヨハネス・フェルメール。残念ながら「絵画芸術」の出展が中止になってしまいましたが、生涯に残した30数点中7点がまとめて日本にやってくるのは非常に珍しいことのようです。風俗画の傑作「ワイングラスを持つ娘」と急遽アイルランドから出展された「手紙を書く婦人と召使い」が良かった。前者は予想よりも淡い色使いでしたが、何と素晴らしい色彩でしょう。真ん中の男に言い寄られて鑑賞者に何かを訴えかける少女の笑みにドキッとし、その一方奥で無表情で座っている男性は何を考えているのだろう。後者は晩年の落ち着いた雰囲気の作品で視点が低く置かれています。そして左側の窓から差し込む柔らかな光が印象的でした。床に散らばっている紙は何を意味するのだろうか・・・
そのほか、最後の「ヴァージナルの前に座る若い女」は1993年から学術調査が開始され、10年かけてようやく真作として評価されたそうです。想像していたよりも小さい作品ですが若い女性の表情がとても物憂げです。
フェルメール以外にも、ヤン・ファン・デア・ヘイデンやピーテル・デ・ホーホ、カレル・ファブリティウスなどの巨匠の作品が展示されていましたが、ファブリティウスの作品が印象に残っています。単色系を基調とした素朴さと光との調和が素敵です。火薬の爆発事故により僅か22歳で生涯を閉じたそうですが、この爆発で彼の作品の大半が失われ、今日に残るのは10点余りにすぎないとのこと。そのうちの4点が今回展示されています。ある意味フェルメール以上に貴重な展示会なのかもしれません。「歩哨」の兵士は寝ているのか、鉄砲に火薬を詰めているのか・・
私には寝ているように見えました。
ところで、今回の展覧会は音声ガイドがタッチペン方式でした。渡されたiタッチ・ガイドシートの写真をタッチペンでタッチするとガイドが始まります。フェルメールの絵画だけには♪マークが付き、音楽が流れてきます。
お目当ては勿論ヨハネス・フェルメール。残念ながら「絵画芸術」の出展が中止になってしまいましたが、生涯に残した30数点中7点がまとめて日本にやってくるのは非常に珍しいことのようです。風俗画の傑作「ワイングラスを持つ娘」と急遽アイルランドから出展された「手紙を書く婦人と召使い」が良かった。前者は予想よりも淡い色使いでしたが、何と素晴らしい色彩でしょう。真ん中の男に言い寄られて鑑賞者に何かを訴えかける少女の笑みにドキッとし、その一方奥で無表情で座っている男性は何を考えているのだろう。後者は晩年の落ち着いた雰囲気の作品で視点が低く置かれています。そして左側の窓から差し込む柔らかな光が印象的でした。床に散らばっている紙は何を意味するのだろうか・・・
そのほか、最後の「ヴァージナルの前に座る若い女」は1993年から学術調査が開始され、10年かけてようやく真作として評価されたそうです。想像していたよりも小さい作品ですが若い女性の表情がとても物憂げです。
フェルメール以外にも、ヤン・ファン・デア・ヘイデンやピーテル・デ・ホーホ、カレル・ファブリティウスなどの巨匠の作品が展示されていましたが、ファブリティウスの作品が印象に残っています。単色系を基調とした素朴さと光との調和が素敵です。火薬の爆発事故により僅か22歳で生涯を閉じたそうですが、この爆発で彼の作品の大半が失われ、今日に残るのは10点余りにすぎないとのこと。そのうちの4点が今回展示されています。ある意味フェルメール以上に貴重な展示会なのかもしれません。「歩哨」の兵士は寝ているのか、鉄砲に火薬を詰めているのか・・
私には寝ているように見えました。
ところで、今回の展覧会は音声ガイドがタッチペン方式でした。渡されたiタッチ・ガイドシートの写真をタッチペンでタッチするとガイドが始まります。フェルメールの絵画だけには♪マークが付き、音楽が流れてきます。
