ウリパパの日記

自由気ままに・・・

旧岩崎邸庭園

2008-10-04 08:15:27 | 
10/1の夕方フェルメール展を見学後、不忍池を散策がてら湯島にある旧岩崎邸庭園に立ち寄りました。東京に住んで四十数年、ここを訪れるのは初めてです。丁度都民の日で無料解放されていました。

明治29年、三菱創設者である岩崎家本邸は、英国人ジョサイア・コンドルの設計により建てられました。当時は20棟以上の建物があったそうですが、現在は洋館、洋館と結合された和館、撞球場の3棟が現存し重要文化財に指定されています。特に木造2階建・地下室付きの洋館は本格的なヨーロッパ式邸宅で、近代日本住宅を代表する西洋木造建築となっています。建物の中は、装飾が施された巨大な柱やゴシック様式の階段、地下室へ通じる螺旋状階段、絹の刺繍が張られた婦人客室の天井、金唐革紙からなる豪華な壁紙などなど超豪華。明治29年当時に水洗トイレや洗面所があるのにも驚きましたが、水道が無い時代どうやって水を調達したのだろうか・・・話し好きな警備員の説明によると、建物の上に大きな貯水タンクがあり、そこから水をひいてきたそうです。


南側一階のベランダには英国王室御用達ミントンのタイルが敷き詰められています。


広大な庭園に面したベランダには列柱が並び、1階はトスカナ風、2階イオニア風の装飾が施されています。

この建物、関東大震災ではびくともせず、地元住民に開放されて一万人近い人がここへ避難したそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする