福島県の一切経山には昨年初めて登りました。浄土平から1時間程度で見晴らしの良い山頂に立つことができます。とても空が広くて山々を染める紅葉が美しかったので、青空のもとで再訪したいと考えていました。一昨日は安達太良山から昼前に下山。天気も安定しているので、浄土平まで足を延ばして一切経山へ登ることにしました。紅葉シーズンのため駐車場の混雑が予想されました。昼過ぎの時間帯ということもあってか、待ち時間なしで車を停めることができてラッキーでした。
駐車場から見る浄土平湿原は快晴。12時40分に山頂へ向けて出発します。
浄土平湿原の標高は1600m弱。正面に見える標高1802mの蓬莱山の山肌は紅葉に染まっています。左に見える東吾妻山の標高は1975m。これから向かう一切経山の標高は若干低い1949mです。
北側には噴煙を上げる大穴火口。こちらは立ち入り禁止地域です。大穴火口を右手に見ながら酸ヶ平へ登ります。
黄金色に染まる山肌。標高1600~1700mでは紅葉がピークを迎えています。
足元にはシラタマノキの実。アカモノに対比してシロモノとも呼ばれています。
鮮やかな紅葉の中を昇ります。安達太良山に比べて低木が多いのでより開放感あります。
標高1707mの吾妻小富士を見下ろす高さまで登ってきました。絶景です。昨年は雲り空でしたが、今回は快晴でよかった。
このあたりは紅葉のピークを迎えています。
登りきると酸ヶ平です。
酸ヶ平の湿原に出ました。標高は1750m。鎌沼にかけて湿原が広がります。
木道から分岐して一切経山へ向かいます。草紅葉の先には標高1911mの前大嶺
酸ヶ平小屋の脇を通り標高を上げていきます。正面には東吾妻山と湿原の先に鎌沼を見下ろします。
さらに標高を上げると磐梯山が見えてきました。
東側には吾妻小富士の火口を見下ろします。
浄土平から50分で標高1849mの一切経山に到着。一年前は浄土平から45分でした。今回は見晴らしも良いのでその分ペースが落ちたようです。
山頂の石積です。そして目的の五色沼を見るために、北側へ少し下ります。
目的の五色沼(魔女の瞳)に1年ぶりに再会しました(続く)。