国の要請をうけて今週いっぱい会社は休業です。有給休暇ではないので給料は減額されます。しかも休業中に1都3県に緊急事態宣言が発令されそうで、単身赴任先の茨城県に戻っても職場に出社できるかどうか微妙なところです。茨城県からどのような要請が発表されるのかにも注目しています。
さて昨日は寒の入り。暦とは裏腹に雲が多く、寒さが緩んだ1日となりました。八王子では最低気温-1.0℃、最高気温9.7℃を観測しています。朝方まで広がっていた薄雲が消えて午前中は青空が広がってきたので、毎年正月のイベントとなっている八王子七福神めぐりに出かけてきました。今回は昨年と同じコースで、自宅から長房町の吉祥院へ向かい、南新町の伝法院へ東進することにしました。昨年一緒に歩いた奥さんは仕事なので、今年は一人に戻りました。
今年の冬は雨や雪が全く降らないので南浅川は干上がっています。南浅川橋から横山橋の先まで、完全に川底が露出しています。
東横山橋の手前からようやく水溜まりが現れ、今年初めてカワセミの姿が見られました。
長房町の吉祥院に到着。ここから七福神めぐりスタート(正確には吉祥院を加えて八福神)。
こちらが吉祥天です。吉祥天の上には鐘があり、例年は自由に撞くことができます。今年は新型コロナウイルス感染症予防のため、大晦日も含めて一般人にはクローズされていました。
高尾山飯縄大権現が祀られる高尾山遥拝所。鳥居の先がご本尊の高尾山となります。その先には富士山がそびえています(姿は見えません)。
八王子の七福神めぐりは10年以上も続けてきているため七福神の紹介は省略します。例年と違ったり今まで気づかなかったイベントや風景を中心に紹介していきます。
吉祥院から宗格院、了法寺を経由して元本郷町の善龍寺にやってきました。
ここには走大黒天が祀られています。例年は本堂の奥に安置されている走大黒天。ことしは新型コロナ対策のため入口近くにお目見えしていて、間近に拝むことができました。
大きなお腹の布袋様が祀られている信松院。境内に併設されている「カフェ 金照庵」のメニューです。元旦から営業しているようです。お昼が近いため誘惑に駆られかけましたが、何とか打ち勝ちました。
信松院から金剛院へ向かう途中、八王子郷土資料館に寄り道しました。
ちょうど企画展が開催されていて、恵比寿・大黒天の像のほか、七福神やお正月のおめでたいものが展示されていました。いくつかを紹介します。
恵比寿・大黒天の木像です。佐藤光重さんの作品で昭和40年に制作されました。
こちらは、木食白道による江戸時代後期の作品のようです。
七福神の中でも恵比寿と大黒天の二神は、さまざまな福徳をもたらしてくれる福の神として親しまれてきました。恵比寿と大黒天の像は一対で台所の高い場所に祀られます。1月20日と10月20日のえびす講には、大盛にした御飯や煮物、尾頭付きの魚などを恵比寿・大黒天にお供えします。1月のえびす講は恵比寿様が稼ぎに出かける日で、10月のえびす講の日に仕事から帰ってくるといわれています。
こちはも縁起物のダルマです。招き猫がダルマを抱えています。上段中央のダルマはコロナ禍の時代らしくマスクを着けていました。でもマスクが大きくて目まで隠されてしまいました。
続いて金剛院、本立寺へと向かいます。
今年は日蓮聖人御降誕800年の節目の年を迎えるようです。本立寺では3月28日に記念法要が行われます。
七福神めぐりの最後は恵比寿天が祀られる伝法院。大黒天と一緒に安置されています。正面からは恵比寿天しか見えないように左側の扉が半分閉まっていました。
今年はコロナ禍の中での実施となり「密を避けて、自己管理の上、参加をしてください」と呼びかけられていました。近年人気の御朱印帳については、各寺院が予め用意した「ご朱印紙」(1枚300円)の渡しとなるので注意が必要のようです。平日ということもあってか人出は例年よりかなり少なく、密を心配する必要はありませんでした。
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