ウリパパの日記

自由気ままに・・・

城里町の小松寺を訪れる 2022.6.8

2022-06-11 16:54:49 | 茨城県

今週水曜日の城里町探索の続きとなります。清音寺に続いて訪れたのは小松寺。ここは本堂前の枝垂れ桜がとても綺麗で、何回か桜の季節に訪れて本ブログでも紹介したことがあります。水戸黄門お手植えの桜でも名が知られています。

梅雨時に訪れるのは初めてです。今回は県道に面した社号標のある参道を参拝します。小松寺は真言宗智山派の寺院。山号の白雲山は寺の裏山の名称です。

 

階段を上るとヒノキ?の参道

 

階段の先の唐門を見上げます

 

唐門に到着。1191年に寄進された歴史ある建造物のようです。

 

唐門の紹介です。京都小松谷にあった平重盛邸の勅使門を模造した建造物です。

 

上部には精巧な籠彫が施されています

 

小松寺の紹介です。一部前回お寺でもらった冊子からも引用します。小松寺は天平17年(745年)、行基菩薩の開山と伝えられています。白雲山山頂に大御堂を建立し、十一面観世音を本尊として開山。白雲山普明院と称しました。1179年に平重盛が京都東山の小松谷邸宅で死去。翌年、遺言により家臣の平貞能が重盛の遺骨とともに、重盛夫人、妹らを伴い紀州高野山にのがれ出家。その後、元平家の一族であった大掾氏を頼って常陸へ入り、大掾義幹の案内により白雲山普明院に重盛の遺骨を埋葬。のちに宝篋印塔を建て、重盛をとむらうために伽藍を建立し小松寺と名づけ開山。

天正13年(1585年)、戦乱により伽藍は焼失。寛文3年(1663年)に水戸光圀が本堂書院を寄進。観音堂も白雲山頂より現在の位置に移し建てられた。その後もたびたびこの寺を訪れ、境内にはお手植えの枝垂れ桜があります。後の水戸藩主、徳川斉昭も墓参りに訪れ「みやこより 引し小松の 墓なれば 千歳のすえものこるとぞ見る」と重盛について詠んでいます。

 

唐門をくぐると正面に立派な本堂。ここは東日本大震災で大きく損傷し、数年前に復旧されたと前回訪れたときに伺いました。

 

本堂の右手には観音堂。堂内には同じく町指定文化財の十一面観音像が安置されています。

 

観音堂の説明です。

 

立派な彫刻が施されています

 

本堂裏手の階段を上り、白雲山の中腹へ向かいます。

 

中腹の墓地にやってきました。正面奥が平重盛公のお墓。一段下に平貞能と重盛夫人(得律禅尼)のお墓が左右にあります。

 

墳墓の説明です。経緯は先ほど小松寺のところで紹介した内容となっています。

 

お墓の近くで見つけた白い花。名前はツルアリドオシ。初めて見ました。高尾山近辺では見かけない花です。

 

最後に小松寺の案内図を紹介しておきます。

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城里町の清音寺を訪れる 2022.6.8

2022-06-10 22:33:47 | 茨城県

今週水曜日の在宅勤務の日、昼休みを利用して城里町の清音寺と小松寺を巡ってきました。城里町は笠間から北へ15kmほど北上した内陸に位置します。距離が近い割にはあまり訪れる機会がありません。徳川光圀が愛飲した「初音茶」の母木が境内にある様子がNHKテレビで紹介されていたので、一度訪れてみたいと思っていたのです。

友部から清音寺のある城里町下古内へは県道113号と県道61号を利用します。中山峠を越えて下古内に入り、案内に従い県道61号から脇道を走ると入口に到着します。

 

社号標には清音禅寺と刻まれています。右側には太古山と彫られているので、正式名称は太古山清音禅寺のようです。

 

参道の途中に石仏が並んでいます

 

苔の参道を上ります

 

左手の山の中腹には神社が佇みます

 

朽ちかけた山門をくぐります

 

山に囲まれた広い境内に到着

 

正面の木の下には、常北八景「太古山の晴嵐」と彫られています。常北八景とは初めてお目にかかりました。ネット検索したところ、常北八景は個人の方が常北町の景勝地を選定し、自費で石碑を建立した町おこし事業のようでした。

 

太古山清音寺の由来に関する説明です。歴史は809年の弘法大師まで遡るようですが鎌倉時代に罹災。1352年に開山したものの1580年に戦国の兵火にあっています。長い長い歴史があるようです。

 

説明後半になってようやく水戸光圀が登場です。黄門様お気に入りのお寺で、公の上申にて京都五山の上、南禅寺派に属したそうです。その後、昭和15年に罹災、昭和26年に再興されました。

最後に、古内茶発祥の地、銘茶母木「初音」水戸光圀命名 と記載されています。

 

本堂の向かって左側には開山堂

 

開山堂と書かれた扁額

 

こちらは正面の本堂

 

扁額は太古山

 

その下にはこのようなコロナ退散の掲示物がありました。八方にらみの達磨。

 

開山堂や本堂の周囲には、目的の銘茶母木らしきものは見当たりません。何度も行ったり来たりして諦めかけたところ。。。

 

社務所の前(本堂の右手)に「初音」の母木を見つけました。

 

これが、水戸光圀命名の母木です。

以下は水戸経済新聞の記事から「初音」について引用します。

城里町の特産品「古内茶」は奥久慈茶・猿島茶と並ぶ茨城三大銘茶の一つ。古内茶の起源は室町時代初期。茨城県で最初に茶が栽培されたという。同町では、復庵禅師(ふくあんぜんじ)が中国から持ち帰ったお茶の実を境内でまいたのが始まりといわれている。江戸時代、「水戸黄門」で知られる徳川光圀が同所の境内にあった茶を気に入り、光圀の漢詩には、「七碗の竜茶を喫す」という一節もある。境内の母木を「初音」と命名し、茶を地域で栽培することを推奨したという。

同プロジェクトは、東日本大震災以降、原発事故の影響で古内茶の出荷制限となり、販売量が減少したことから風評被害を払拭(ふっしょく)するため「徳川光圀公が愛した古内茶『初音』を復活させよう」と進めてきたもの。2014(平成26)年7月、清音寺に1本だけ残る母木から挿し穂約1000本を切り出し、「復活プロジェクト」として育苗。JA水戸古内茶生産組合員と関係機関が連携し、2017(平成29)年4月、国の登録有形文化財である古民家「島家住宅」に定植。収穫まで5年と見込まれていたが、今年5月25日に約5キロが初めて収穫された。(引用終わり)

 

清音寺の境内にも茶畑がありました。これも復活プロジェクトで育苗された古内茶なのでしょうか・・・

ところで、清音寺には3基の宝篋印塔の史蹟があります。佐竹貞義、開山・復庵禅師、開基・佐竹義敦の墳墓塔で戦国時代建立と言われています。前に紹介した太古山清音寺の由来に明記されていたのですが、「初音」の母木探しに夢中になりすぎて、すっかり失念していました。次回訪れたときに探してみましょう。

 

清音寺の見学を終えて駐車場に戻り、藤井川沿いの、うなぎ地蔵へ向かいます。

 

うなぎ地蔵と竜潭渕の説明です。何だかストーリ的に無理がありそうですが(笑)、清音寺に仕えていた美男小僧はうなぎの化身だった? なんで赤飯が??

 

 

向かって右側がうなぎ地蔵です

 

そして、うなぎ地蔵の向かい側は藤井川。黄門様が清音寺詣での帰りに鮎釣りをしていたときに、水清く竜が潜んでいるような深みに感動し竜潭渕と名付けた渕です。ここで大きなうなぎが釣り上げられたのです。

清音寺の見学はこれで終了し、近くの小松寺へ向かいます。

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荒波打ち寄せる神磯の鳥居 2022.6.8

2022-06-09 19:58:13 | 茨城県

今週初めに低気圧が日本列島を通過した影響で太平洋では白波がたっています。荒々しい海を見たくなり、昨日ひたち海浜公園でオオウメガサソウを見た帰りに、大洗海岸の神磯の鳥居に立ち寄りました。

 

期待通り、荒波が岩礁に当たり白く砕けます

 

久しぶりに見る荒々しい太平洋

 

 

荒波が次々と押し寄せます。波浪警報が発令されていた火曜日はもっと荒れていたことでしょう。

 

浜辺に咲いていた花をいくつか紹介します。テリハノイバラ。前回(5月13日)には見かけなかった花です。

 

 

ハマエンドウ。これは前回も咲いていました。

 

タイトゴメ? あまり自信ありません・・・

 

 

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ひたち海浜公園のオオウメガサソウ開花 2022.6.8

2022-06-08 20:34:52 | 茨城県

今日は午後から予定していたオンライン打合わせが延期となりました。夕方までフリータイムとなったので休暇扱いとして、ひたち海浜公園までオオウメガサソウを見に出かけてきました。ひたち海浜公園のHP情報では、既に咲き始めた様子。保護区域内を案内してくれるガイドツアーも6月12日まで開催中のようです(ただし午前中)。

アパートから国道50号、6号経由で約50分でひたち海浜公園の西口駐車場に到着。広大な駐車場に駐車中の車は10台程度。天気も今一つなので閑散としています。

 

今日向かうのは、ひたちなか自然の森です。

 

アカマツ林の散策路を進むと、ウメガサソウが咲いています。

 

ひたち海浜公園のウメガサソウの数には圧倒されます。

 

いたるところで密集して咲いています。

 

オオウメガサソウの保護エリアにやってきました。花を傷めないように黒いシートで覆われているので、すぐにわかります。HP情報の通り、ピンク色の可憐な花が咲き始めていました。笠のように下向きに花を咲かせるために「ウメガサ」の名前が付き、よく似たウメガサソウよりも花が大きいことから「オオウメガサソウ」と名付けられました。ウメガサソウは一本の花茎に花は1個(たまに2個)であるのに対し、オオウメガサソウは数個の花をつけます。

 

凛とした佇まいと、うつむいて咲く可憐な花姿から「森の妖精」と呼ばれています。

 

オオウメガサソウは環境省・茨城県版レッドリストに指定されている希少な植物です。そして、ひたち海浜公園は日本の南限地となります。まだほとんどの株は蕾の状態で、見頃はあと1週間先くらいでしょうか。ここは散策路沿いに位置するので、いつでも見ることができます。ガイドツアーに参加すれば保護区域内の花も見ることができるようです(まだツアーに参加したことがありません)

 

保護区域外でも、ところどころでオオウメガサソウの姿を見ることができます。こちらも咲き始めでした。

 

オオウメガサソウは咲いているエリアが限られているのに対し、ウメガサソウはいたるところで群生しています。

 

昨年咲いた花はドライフラワー状態になって残っています。

 

少しうす暗い林床ではイチヤクソウが咲いています。

 

こちらは一本の花茎に多くの花をつけています。

 

淡いピンク色のイチヤクソウも見かけます。但し、毎年磐梯山近辺で見かけるベニバナイチヤクソウではありません。

 

こちらのイチヤクソウも淡いピンク色です。

この時期のひたち海浜公園は、ひたちなか自然の森がオススメ。今日はオオウメガサソウが咲き始め、ウメガサソウはちょうど満開、イチヤクソウは終盤でした。チャンスがあったら来週あたりに再度訪れてみたいです。6月中旬になれば、砂丘エリアでハナハタザオが咲き始めるかもしれません。

 

ところで、今日は雨のためガイドツアーは中止となったようです。でも雨が降った気配はなく、午後は晴れ間も見える好天でした。保護エリアではもっと多くのオオウメガサソウを見ることができそうなので、こちらにも一度参加してみたいです。そのためには午前中に訪れる必要があります。

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イチヤクソウ咲き始めたビオトープ天神の里 2022.6.8

2022-06-08 08:18:41 | 茨城県

関東地方は梅雨寒が続いています。梅雨前線は北緯28度付近に停滞していますが、オホーツク海の高気圧が勢力を強め、日本付近には上空の寒気に伴う低気圧があり、関東地方では朝の気温が13度前後となっています。今日は友部のアパートで在宅勤務です。いつも通り早朝に目覚め、朝食を食べてから友部周辺を1時間ほどかけて散策してきました。

 

久しぶりにビオトープ天神の里へ向かいます。今の季節は麦秋と呼ばれるように麦の穂がたわわに実っています。

 

遅い田植えが終わった水田も広がります。

 

ビオトープ天神の里に到着

 

咲き始めたハナショウブが雨に濡れています

 

トンボの池の奥ではイチヤクソウが咲いています。昨年の花もドライフラワーとなって残っています。

 

この周辺のイチヤクソウは日当たりが良いためヤマザクラの里より早めに開花します。

 

山林ではクモキリソウが並んで咲いていました。遠くからコンデジでズームしているので焦点が合いません・・・

 

背景を工夫すれば焦点が合います。この場所で見るのは初めてです。

 

イチヤクソウの群生地にやってきました。ほとんど蕾ですが、数輪の株で開花していました。

 

昨年は5月末に咲き始めていたので、昨年より1週間程度遅い印象です。

 

こちらのトンボソウ?は開花までもう少し

 

帰りに、気になる友部駅の留置線をのぞいてみました。昨日の記事で紹介したユニオン建設の保線車両が今日も停まっていました。

 

側面の写真をズーム。このヨーロッパアルプスの写真は、北口ロータリーから正面に見えるためとても目立っていました。

15分で記事を書き上げ、そろそろ仕事開始です。

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友部駅に停車中のユニオン建設の保線車両 2022.6.6-6.7

2022-06-07 20:56:30 | 電車

昨日の夕方、友部駅北側の貨物専用留置線に見慣れない車両が停車していました。下り線ホームに車両が無いため、駆け足で1番線ホームから階段を駆け上がり、5番線ホームへ駆け下ります。

 

5番線ホームから見た姿。側面にユニオン建設(株)と黒字で描かれています。西側の先頭車両には "09-15/CST" の文字と山の写真、連結された2両目には白地で "排出ガス第3次基準適合車 黒煙除去装置付き" の文字(元写真を拡大して確認しました)。

 

切り離された東側の1両には "KSP 2002E" と書かれています。駅の北側に行けば間近に見えそうです。

 

改札を出て、雨の中を寄り道します。パンタグラフが見当たりません。日本製とは思えない形のディーゼル車両です。

 

アパートに帰宅後、ネットで調べてみたところ、深夜から早朝にかけて活躍する線路メンテナンス用の保線車両のようです。線路の不陸をmm単位で修繕することができるそうです。

 

明るいところで確認したいので、今朝の出勤時に再び北口へ向かいます。先頭(西側)から間近に眺めます。側面にはPlasser& Theurer と書かれています。オーストリアのプラッサー&トイラー社製の車両です。

 

側面の山岳写真は日本ではなく、ヨーロッパアルプスの風景です。

 

東側に移動します。昨日と同じ場所に停車中でした。悪天候のためか昨夜は稼働しなかった様子です。

保線車両といえば、クモヤ143系を思い出します(旧すぎか・・・)。最近は姿を見かけなくなりました。このようなカラフルな保線車両も存在していたのですね。暫く友部駅の留置線から目が離せません。

 

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関東甲信地方で梅雨入り宣言 2022.6.6

2022-06-06 20:48:16 | 自然

今日は日本列島南岸を低気圧が発達しながら東進し、オホーツク海の高気圧から冷たい北東風が吹き込み梅雨寒の一日でした。沖縄、奄美地方を除く日本列島の先陣を切って、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると気象庁から発表がありました。梅雨入り日が確定するのは秋以降になりますが、九州南部より早く関東地方で梅雨入りするのは大変珍しく17年ぶりとのことです。参考までに昨年は、九州南部が5月11日、関東甲信は6月14日と、九州地方が1か月以上早い梅雨入りでした。

 

今日の会社の帰り、友部駅の北口に立ち寄りました(理由は次の記事で紹介)。夕方も時折激しい雨が降っていました。

 

しばらく訪れなかった友部の栗畑では、栗の花が満開になっていました。栗の花は墜栗花(ついり)と呼ばれています。
栗の花が梅雨入り前に一斉に咲いて、花が落ちる頃に梅雨の季節になると言われています。"ついり" が梅雨入りの語源になったという説もあるそうです。今年は栗の花の開花が少し遅れたため、花が落ちる前に梅雨に入ってしまいました。

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今年もアオバズクがやってきました 2022.6.4

2022-06-05 12:44:38 | 自然

昨日の夕方、カワセミを探しに自宅近辺の川を散策してきたところ、近くの林に数名のカメラマンが集まっていました。今年もアオバズクがやってきた様子です。

 

大木の上を見上げると、高いところの枝に一羽のアオバズクがとまっていました。日中はずっと巣を見守っているのでしょう。逆光なので写しにくい。

 

時折、顔を動かします。こちらを向いたところを超ズームでパチリ。

動きが無さそうなので退散します。

今日はカワセミの姿はありませんでした。

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平山城址公園に咲くウメガサソウ 2022.6.4

2022-06-04 16:23:15 | 自然

梅雨前線は日本の南海上北緯25度付近まで南下して、北からの高気圧に覆われ比較的爽やかな陽気となっています。上空の寒気も北上したため、天気も安定。八王子では青空が広がり、最低気温15.4℃、最高気温25.8℃と若干平年よりも高めの気温となっています。梅雨入り前の晴れ間は貴重。今日は朝から庭仕事です。

昨日、高尾山のウメガサソウはまだ蕾でした。来週の在宅勤務の日に、ひたち海浜公園へオオウメガサソウを見に行く予定です(天気次第です)。ひたち海浜公園ではウメガサソウやイチヤクソウの大株も数多くみられるため、そこで一度見てしまうとその年はもう満足。従って高尾山や多摩丘陵に見に行く機会がなかなかありません。そこで、ひたち海浜公園へ行く前に自宅付近でウメガサソウの姿を見ておこうと思い、午前中に出かけることにしました。候補は小宮公園、平山城址公園、長池公園の3か所。自宅からのアクセス(往復90分以内)を優先して、平山城址公園に決定です。

 

平山城址公園から南の丘陵を登り、平山城址公園の沢渡の池にやってきました。ここから東へ向かいます。公園の東のはずれから尾根道に出て、さらに東へ・・・

昔、訪れた時からからかなり様子が変わってしまい、尾根道は雑草が生い茂り、南側には柵が設置され雑木林に立ち入ることができません。不法投棄防止の看板が立っています。記憶を頼りに注意深く観察しながら進みます。

 

ようやく、うつむき気味に咲くウメガサソウを発見。下から見上げます。

 

昔のような群生は影を潜めてしまいましたが、高尾山富士道のように、あちこちで咲いています。

 

1年前に咲いた花の種も残っています

 

目が慣れてくると、次々と見つけることができます

 

高尾山や多摩地域では、ひたち海浜公園のように密集して咲く姿はなかなか見られまん

 

柵の内側の雑草をかきわけ、ようやく斜面にまとまって咲くウメガサソウを見つけました。手を伸ばしてズーム。

 

ウメガサソウ以外にイチヤクソウやサイハイランなど咲いていないか公園内を再度観察しましたが、この季節はほとんど花が咲いていませんでした。

 

4月~5月の花、タマノカンナオイは数多く見かけました。

 

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高尾山3号路のムヨウランとイナモリソウが見頃 2022.6.3

2022-06-03 21:58:35 | 高尾山・陣馬山

日本列島上空に寒気が流入して天気が不安定になっています。今日の午前中は青空が広がったものの、午後から雷鳴が聞こえたり、にわか雨がぱらついたりしました。今週は金曜日が在宅勤務の日なので、早朝に高尾へ戻ってきました。途中の圏央道の狭山、入間付近からは富士山の姿が見えました。

午前中は天気が良く、打ち合わせが入っていないため、長めの昼食休憩時間を頂き、先週に続いて高尾山を散策してきました。今日の目的はトクトクブックのスタンプと3号路に咲くムヨウラン、イナモリソウです。実は、6月の高尾山では様々な花を楽しむことができるのです。どれも地味な花ばかりで、あまり知られていないようです。

 

時間節約のため今日はケーブルを利用します。

 

ケーブル山頂駅で6月のスタンプを押してから1号路を登ります。浄心門手前の切り株のオブジェ。先週の悲し気なカタツムリは撤去されていました。

 

1号路沿いではサイハイランが満開です。この株は先週も紹介しました。

 

茶屋の手前にも咲いています。

 

薬王院参道の杉並木にやってきました。天狗の腰掛杉の上を見上げます。先週も紹介したセッコクが満開です。さらに上のほうにも白い塊が見えていました。肉眼で確認できるのは3か所。帰宅後写真を確認すると、さらに奥のほうに2か所で咲いていることを確認しました。真ん中の塊の下と右下です(ブログにアップすると写真の解像度が落ちるのでわかりにくいです)。

 

右下のセッコクをズーム

 

真ん中のセッコク。花の密度が濃そうです。

 

そして先週は見つけられなかった左上のセッコク

セッコク観察はこれくらいにして先を急ぎます。

 

富士道経由で山頂へ向かいます。富士道沿いのムヨウランは、一株開花が始まっていました。ここで咲き始めると標高の低い3号路で見頃を迎えるので期待できそうです。

 

富士道でもサイハイランがいたるところで咲いています

 

ウメガサソウはまだ蕾。開花する気配がありません。1号路を含めて何か所か探しましたが、どの花も蕾でした。来週末あたりにボチボチ開き始めそうです。ウメガサソウはひたち海浜公園で大株を数多く見ることができるので、そちらに期待ですね(オオウメガサソウも咲いています)。

 

高尾山頂に到着。早朝に圏央道から見えた富士山は雲の中です。

 

山頂からは5号路を経由して富士道を下り3号路へ向かいます。富士道に咲くサイハイラン。

 

3号路に入るとイナモリソウが姿を見せます。

 

花びらの形がスリムがイナモリソウ

 

しばらく歩いてムヨウランの群生地に到着。期待通り、多くの花が咲いていました。

 

ムヨウランは腐生植物で、腐葉土の菌類と共生することで養分を得て成長します。黄褐色で枯れたドライフラワーのような花が咲きます。

 

とても地味なので、その存在と場所を知らないと出会うのが難しい花です。

 

ざっと見た感じ、この一帯だけに30本近い花が咲いていました。

 

不思議な植物です。似たような花にトサノクロムヨウランがあり、こちらは梅雨明け後の7月~8月に咲きます。高尾山で見たことはありませんが、近くの大戸緑地で出会ったことがあります

 

しばらく歩くと日当たりの良い場所にさしかかります。そこはイナモリソウの群生地です。

 

3号路のイナモリソウはちょうど見頃を迎えていました。

 

3号路ではあまりサイハイランを見かけません。2号路との合流地点の手前で咲いていました。

浄心門手前で1号路に合流し、帰りはケーブルカーを利用せずに1号路を下ります。

 

1号路でもイナモリソウが開花。6裂の花と5裂の花が並んで咲いていました。

 

1号路でも数多くのイナモリソウを見かけました。

 

最後は1号路の終点近くのセッコクの花です。2週間前からまだ咲き続けています。今年は花の開花期間が長いようです。

 

多分、今年最後となりそうなセッコクの花をズーム。今年のセッコクは例年に比べて花数が少ない印象。来年に期待しましょう。

 

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