串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

奄美大島 西郷どん謫居跡

2018年03月09日 | 旅-九州・沖縄

ネィティブシー奄美をチェックアウトし、向かうは西郷どん謫居(たっきょ)跡

奄美大島、観光地案内の看板が充実していて目的地へ
行きやすいのは有難かった。

しかし、ここは近くまで行ってるのにどこだぁ~とウロウロ。

結局地元の人に尋ねてやっとたどり着けた。

龍さんという個人宅。

道路沿いにあるのだが、観光用の看板は出てなくて2度も通り過ごしていた。 

 

門扉の中に控えめな案内板だけでは、通り過ぎてしまう。 

大河ドラマの影響で見学客が増える事は龍さんにとって
好ましくない事なのかなぁ?

 現在の時刻は9:30。

見学は10:00~なので30分もある。

待てない大阪人、待ってられない。

敷地内を覗くと、男性が茅葺屋根の中を掃いておられた。

この茅葺屋根が西郷どんが過ごした住まいなんだろう。

安政の大獄で幕府から捕縛命令が出ていた西郷をかくまう為
奄美大島行きが命じられた。

菊地源吾と名を変え、土地の有力者龍家の娘愛加那(本名愛子)さん
と結ばれ3年の月日をここで暮らした。

加那とは女性に対する尊称で、愛加那と呼ばれた女性との間に
一男一女を設けたが、西郷どんは鹿児島へ呼び戻される。

その後、島津久光の不興を買い徳之島から沖永良部へ流される。

1864年、時勢が西郷どんの力を求め、薩摩藩に戻る途中
奄美大島に立ち寄った時が愛加那さんとは最後の別れとなった。

薩摩藩の島妻制度に従い二人の子供は西郷本家に引き取られ
愛加那さんは一人島に残された。

男子の菊次郎は、その後京都市長なども務め、妹の菊子
大山誠之助(大山巌の弟)の妻になっている。

島妻・・・なんと腹立たしい慣習なのかと思うが、男尊女卑の
風土鹿児島だし、昔の事、仕方ないんだろう。
 

すぐ横に3台程停められる駐車場があり、青い車は
開館まで待っておられる様子だが、私達はgo~。 

別の駐車場がこの通りにもう1ケ所あった。