おはようございます。
昨夜は酔っぱらうの毎夜のことですが、精神的な重圧が解け枕をことができました。
昨日の強風と打って変わって、風は全くありません。
なので、強い寒さは感じなかったのですが、気温は零度。
もちろん散歩が済むと二度寝です。
さて、昨日は不思議と緊張感はありませんでした。
4時48分に家を出て、東名高速道路に乗ります。
工事のため、清水ICで降りていつもの国道1号線へ。
社内の温度計は一時はマイナス1℃を指しました。
ちょうど2時間後、巻頭の会場に着きました。
まだ開門してませんが、軽トラに作業服という間違いなく
受験者と分かる人が先着です。
開門すると次々と受験者が入ってきます。
明らかに同じ会社の大工と分かる10名以上の集団があります。
校長先生に聞くと「平成建設だよ。」
一時、高学歴大工集団で話題になった沼津市に本社がある建設会社です。
7時半過ぎに会場入場。
私の作業スペースの左側に日程が、目の前に時計があります。
否が応でも時間は気にせざるを得ません。
8時半の検定開始までに、部材をチェック、道具を使いやすように配置します。
作業着の背中には受験番号のシールを貼ります。
ここからはもちろんスマホはいじれないので、スペース外に起きます。
検定員の開始のホイッスルで作業開始。
先週の土曜日の訓練校、日曜日の山荘でのリハーサルの方が緊張していました。
削りと墨付けを終えた時点で58分、ちょっとゆとりが生まれました。
加工も練習よりもずっと楽です。
理由は訓練校では節のある木や堅いヒノキ、時には集成材で練習でしたが、
検定では柔らかい杉の無節、柾目の上等なのでサクサクと掘れます。
大げさの表現をすると羊かんを切ったり、ほったりする感じです。
そんなワケで11時にはほぼ完成してました。
時間繰り上げでも得点が上がることはないので、
もう一度チェックして道具を整理して、持参したほうきで掃除をして
試験官に対して手を上げて「できました!」の合図。
「まだ時間がありますが、いいですか?」
「はい、お願いします。」
試験官が作品に私の受験番号と11時07分の時間を書き込み、
作品を回収しました。
試験会場の外からガラス越しに校長先生と事務のホサカさんが見守っていてくれました。
1年前はこんな検定を受けるなんて、まったく想像していませんでした。
これも一つの縁です。
合否は6分4分、学科試験は2月の上旬に行われます。
不合格だと相当ショックですが、せっかくできた縁なのでまた頑張ります。
合格したら来年はこの会場で2級の技能検定をめざします。
校長が言いました、
「難しいことないよ、刃物が切れて、のこぎりがまっすぐ引ければいいんだよ。」
そう、日々、丁寧な墨付け、加工、研ぎを積みかねることが結果につながるのです。
それでは今日も元気に行きましょう。