木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今日は午後から雨も降り出して肌寒い一日でした。
しかし、今日は寒さに負けることなく、
(といってもほんの1時間ほど)夜なべをしました。
それにしても指先がかじかむほどの寒さです。
今日は「指先」が肝心などです。
手作り木工は機械木工とは言え、最後の仕上げや
機械の及ばない所は手仕事の登場となります。
ようやく、大工仕事でおなじみのノミ、カンナの登場です。
今回の写真ではノミです。
2枚ほぞの先端の「面取り」です。
これは機械ではできません。
木工はどの作業工程もそれなりにおもしろいのですが、
この最終工程の手作業がやはりもっとも楽しいのです。
だから手作り木工というのかも知れません。
機械では微調整できない指先や腕での力加減とか
刃物の切れ具合が自分の感覚で楽しめます。
全行程をすべて機械でやったら効率はいいでしょう。
しかし、それでは楽しみが半減するのです。
機械と手仕事は対立しません。
どちらも得意分野があります。
それを上手く調整し効率よくかつ楽しく仕事をするのが
木工の楽しみなのです。
最後に決めのひと言を、
手作業でも当然けがの心配はあります。
安全に気をつけ楽しい木工をやりましょう。


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