木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




おはようございます。
いつも通りに起きる必要が今朝からなくなりました。
目覚ましもかけずに起きた朝は、隣に両足をそろえ、
行儀よく寝ているクレハがもう起き上がり、
あいさつがわりにぺろぺろなめることことはありません。
散歩抜きのランニングのむなしさ。

悲しみを抑え、備忘録として昨日の様子を記します。
19:05 帰宅 いつもならうるさいくらいに
      吠えるクレハが力なく玄関に
      立っています。
声をかけますが、動作はうつろです。
19:10 それでも「クレハ、散歩に行こう!」
      首輪をかけますが、されるままに
      歩き始めます。
20m程行き、立ち止まります。
「クレハ、家に帰るか?」
しかし、クレハは前に歩きます。
でも、500m程行くとついに自分で
踵(きびす)を返します。
玄関前の階段は自力で上りましたが、
もう家に入る体力がありません。
尋常ではないと認識し、妻に連絡。
19:50 三鷹獣医さんに妻と搬送。
      獣医さんは体温が下がっていることを
      心配します。
脚の毛を剃り、血液を採り、遠心分離器にかけると同時に
点滴を開始。
舌ベロがムラサキで口の中は冷たいです。
私たちや獣医の呼びかけには目で反応します。
20:50 体温が戻り、意識もはっきりしてきたので
      クレハを抱え、自宅に帰ります。
居間で布団に寝そべり、大きな呼吸をしてます。
息子が帰宅しています。
誰もが、明日の朝は回復しているだろうと思っています。
22:00過ぎ 意識がはっきりしているクレハは
      立ち上がろうとしますが、後ろ脚がままならず
      ドテンと顔をぶつけてしまいます。
      「クレハ、歩くのはもう少し待ちな!」
22:20 容態急変。
      呼吸が荒くなり、目がうつろになります。
      「クレハ、死ぬな!」みんなが声をかけます。
      次第に目から力がなくなり、
      やがて、反応がなくなりました。
もう2度と動くことはなくなりました。
帰宅した娘と4人でクレハを囲みますが、
どんなことをしても生き返らないことは
誰もが分かっていますが、我が家にはかけがえのない存在。
深夜1時くらいまでは起きていたでしょう?

あまりに突然の死で、現実が受けとめられません。
愛犬クレハは実は3年前の今日我が家にやってきました
四年目の朝を迎えることなく、
キッチリ満3年であの世に逝きました。
律儀で忠信にあふれたクレハらしいと言えば言えます。
誠実で謙虚なクレハにはたくさんの事を教えてもらいました。
それに、ふさわしい対応を
私はクレハに対してしたでしょうか?
クレハへの恩返しは少しでも謙虚に、誠実に生きること。
行動で返礼をしたいと思います。
まだ気持ちの整理は付きませんが、
しっかりしないとクレハに笑われます。
がんばるしかありません。
本当に楽しい三年間をありがとうございました。
数十年後、あの世でお礼を言える日が来るまで
しっかりと生きていきます。

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