
おはようございます。
散歩時の気温は9℃、昨夜の舩原峠越えの時の気温はマイナス1℃、
なのでわずか10時間弱で10℃の温度差です。
昨日は作業を1時間早く切り上げ、当初から仁科峠越えは断念し
除雪車が通る国道136号線の舩原峠越えしました。
しかし、午後7時過ぎ雪が降りしきる中の道路は
峠が近づくにつれてスリップして路肩に留まっているいる車もあり
やっとの思いでクリアしました。
ホントに1月にスタッドレスタイヤを取り替えて置いて良かったと思いました。

さて、雨降りの昨日はひさびさに工房で動力機械を使います。
まずは「自動」(木工屋さんは自動カンナをこう呼びます)板を削ります。
これに山章工房の看板の字を書いてもらいます。

横切り盤でトイレの上の3寸勾配の板を切断し、
木工ボンド2枚を張り合わせます。

訓練校の課題の脚立の脚の部分をボンドとクランプで組みます。

そして、先ほど削った看板板に超仕上げ(カンナ)をかけます。

この機械を使うのは多分3年ぶりぐらいです。
というのも、使いこなせていなくて手間がかかると印象が強かったからです。
しかし、訓練校に入って2年、ようやく手持ちのカンナが
使いこなせるようになりました。
多くの木工機械は手動の往復運動をモーターを使った回転運動に置き換えます。
それにより作業効率が上がる反面、遠心力によるキックバックや
回転力による手指の切断など危険性が増します。
しかし、超仕上げはカンナの動きそのままに往復運動です。
違いは手動はカンナが動き、電動は刃物は固定、部材をベルトで動かします。
なので、木工機械の中ではもっとも安全な機械です。

山荘に三角板を持ち帰り、

ここに張ったところでお昼です。

お昼は毎度の焼きそばに野菜スープを添えます。

この頃から予報通り、雨雪混じりのみぞれが本降りになってきました。

モカを飲みながら、午後の段取りを考えます。
この時点で、仁科峠越えは断念しました。

午後はもっとも危険な木工機械、昇降盤を使い、回し縁を作ります。

超仕上げの刃の出具合を、手カンナの感覚で再調整し、
ここまでのカンナ屑が出るようになりました。

なので、もう一度、看板板を仕上げにかけます。
角材などの幅が狭いもの、家具の部材のように小さなものは
手カンナの方が使い勝手がいいですが、
幅広の板や、長尺物を削るのには、超仕上げの方が効率がいいようです。

これからはカンナの一種として、積極的に使っていきます。

工房で最後の作業は脚立の組み上げです。
ボンドとクランプで四苦八苦しながら組んでいると、
前の家の深澤さんが、コーヒーを差し入れてくれました。
気温は下がりたぶん1~2℃、お昼に山荘で飲んだコーヒーよりおいしかったです。
ちなみに昨年までの卒業検定のこの脚立、
5時間で墨付けから組み立てまで、クランプも接着剤も使わずに
完成させないと合格となりません。

さあ、帰りを急がないといけませんが、この透湿シートが出ている下屋南側を

化粧回しで覆います。

北側もまずかに見える隙間を

覆いました。
磐田への帰り道は前述したとおりです。
それでは今日も元気に行きましょう。