閉幕したリオデジャネイロ五輪。
朝起きてテレビを付けると結果をテロップで知ってしまう味気無さを払拭するため、男子テニス・錦織と卓球団体女子の三位決定戦、バドミントン女子ダブルス決勝を深夜・早朝に観戦してみたら、リアルタイムの感動こそ得られたものの、睡眠不足が辛かった・・・それにしてもレスリングが三位決定戦を行わないのは何故なんだろう?
日本は過去最高の金メダル12個を始め銀8個・銅21個を獲得したが、すでに金メダルリストを全員言えない・・・それにしてもバドミントンや卓球、カヌー、競歩、テニス等の本来日本にとってメダルに縁遠かった種目でメダルを取るなんて実に素晴らしいことである。
個人的には団体競技にとても感動を覚える。中でも卓球団体女子の福原愛の涙にはとても共感を得た。個人競技であるが、団体としての重圧は実に辛くて重い。銅メダルを獲得した後のインタビューで愛ちゃんは「みんなの足を引っ張ってしまって」と泣いていたが、実に気持ちが分かる。ただあの泣き虫だった幼い頃のあの涙とは違う、大人として、キャプテンとしての愛ちゃんの涙についついグッと来るものがあった。また400m男子リレーでバトンを渡した後に、叫ぶシーンは鳥肌が立ってしまうほど痺れる。
今回の活躍でまた新たな若者たちが興味を持ち、競技を始めることによって裾野が広がるだろう。中学生の頃、卓球部に所属していた私でさえもう一度ラケットを握りたくなったぐらいだし・・・あとバドミントンをやってみたい。そう言えば開幕前に懸念されていた治安とジカ熱も終わってみれば大して取り上げられなかった。
さてさて4年後の東京五輪。すでにあれこれ言われているが、しっかりと受け入れ準備に入ろうじゃないか。