年々様々な配慮ばかりが強く深くなっている世の中において、「自主性を尊重」「強制はしない」「個人の判断に任任せる」等の無難な対処法がまかり通っている。苦言すら言われなくなっているのはその人に落ち度がないからではなく、後々面倒だからで誰も叱ってくれないし、注意すらしてくれないからである。
確かに年齢を問わずあれこれ言われるのは嫌なもので、出来れば叱られたくないし、とやかく言われたくないがなかなかそう完璧な人はいない。本来であれば注意されて初めて気が付き、悔い改める機会があるのだが、それが出来ない時代だからこそ、改めて本当にこれでいいのか?単なる自己都合ではないか?もしかして目先のことしか考えていない木を見て森を見ていない?ではないか?を自分でよくよく考えて気が付かなければなければならないと思う。
若い子たちはどのカテゴリーにおいても同様の対応なので、注意できるのは親しかいないのは言うまでもなく、子が巣立つ前に最低限の常識やマナー、処世術を親がしっかりと教えなければならない。また鉄拳制裁は今や論外ではあるものの、そうでもしなきゃ分からないことだってあると思う。
もちろんそれは若者ばかりではなく老若男女問わずであり、私のような上司がいない自営業も然りである。