映画「素晴らしき哉、人生!(1954年公開・原題It's a Wonderful Life)」を観た。
【解説】名匠フランク・キャプラ監督がジェームズ・スチュワート主演で贈る、アメリカの良心を描いたメルヘンチックなヒューマンドラマの傑作。子どもの頃からずっとツキに見放されてきた主人公ジョージは、それでも希望を捨てず、家族や町の人々に囲まれながら幸せな日々を送っていた。ところがクリスマスの日、彼は人生最大のピンチに追い込まれる。絶望した彼はついに自殺を図ろうとするが、そこに見習い天使と名乗る男が現れ……。
コメディ要素が所々に散りばめられている作品で、翼のないおっさん天使や美しい妻役のドナ・リード妻が実に良い。父親が家族に当たり散らすシーンはいつの時代でも嫌なものである。
大なり小なり自分が存在することで世の中にどれだけ貢献や影響を与えていたことを確認出来ることは素敵なことだと思うのだが、存在が完全に消去されるのではなく、この時点から消えて無くなることでその後どうなるのか?を確認してみたい気もする。