先日訪れた大分の創業70年の老舗映画館。
趣のある館内は幼い頃、よく父に連れて行って貰った映画館の記憶と重なる。長時間座っているとお尻が痛くなるクッションレスの座席を始め、シネコンのような綺麗さとは無縁の館内は入れ替え無し・座席指定なしでクテッとしたポップコーンを食べていると上映中に喫煙している人たちもいたものだ。
どことなくゆったりとした昭和の時代だったな~と懐かしみつつ、国内のボールパーク巡りに続き、老舗映画館巡りもありではないか?と思い、調べてみると以前外観だけ見た小倉昭和館を始め全国にいくつか存在している。現役ではなく保存だけされている館も良いのだが、やはり現役の館に興味が湧く。その中で心惹かれたのは1916年に開館した現存する最古の現役映画館・高田世界館だった。ホームページでは「映画が上映されていない時間であればご自由に中にお入りいただけます」と太っ腹な対応も嬉しい。ただ・・・場所を確認して一瞬ひるむ。う~ん行くか?新潟まで?
ただ今年三月に訪れた香川の屋島ケーブル駅のように古い建物はあっさりとあっけなく解体されることが多く、銀座のシネパトスのように取り壊される前に早く行かねば・・・って言うことで新しい訪問先の目的として映画館巡りを入れておこうと思う。
そして本日は結婚29周年の記念日。興味が次々に湧いてきてしまう私だけどこれからも宜しくね。いつも有難う。