「パパは全然面倒みてくれない」「パパはいつも寝てる」「パパはいつも帰り遅い」などのメッセージが書かれた靴下を子供用品専門店が販売したところ、「男性差別だ」「なんだこのパパヘイト商品」「さすがに受け付けない」などの批判が相次ぎ、謝罪と共に販売中止を発表した。
イクメンの言葉すらない時代の私の育児参加はひどいもので、今でも妻は事あるごとにそれはそれは酷い父親だったと嘆くほどである。だからこの靴下について私はただ「その節はどうもすいません」と苦笑いするだけである。同じ時期に厚生労働省が男性の育児休業取得率が2023年度に30.1%と前年度比13ポイント上がったと発表したように現代のイクメンたちは私とは比べ物にならないほど育児参加しているだろうから、このちょっとした皮肉と愛情のこもったジョークにきっと大半のイクメンたちは笑顔で対応しているんじゃないか?と思う。男性差別と言ってしまえばそれまでだが、現在行われているパリオリンピックでの誤審や号泣選手への批判が相次ぐ状況と同様にどこか心のゆとりを感じない。
ちなみにちょっとしたスポーツマンシップや選手たちの感動秘話に異常なまでの賞賛の嵐が巻き起こることにこれはこれでまた心配してしまう。
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