自民党総裁選への出馬会見の中で小泉進次郎氏による解雇規制緩和発言。解雇規制とは労働者保護が強く、解雇することが企業にとって難しい制度でそれにより制約の少ない非正規雇用が増加・・・という図式になっている。辞めさせたいのに辞めさせられないってどこかアパートマンション等の賃貸物件における立ち退きと似ている。借地借家法に基づいた正当事由があれば借地人に立ち退いてもらうことは可能であるが確実に立ち退いてもらえる訳ではない。それは家賃滞納したとしても同様で本人に明け渡しの意思がなければ時間と費用、手間が掛かってしまうように滞納借家人であろうとも保護されてしまうのである。
更新がない定期借家契約の締結という方法もあるが、万が一居座ってしまったら残念ながら強制力がないし、契約の途中から定期への変更も出来ない。ただ最初から定期借家契約を締結してふさわしくない借主には再契約をしない方法を採用している業者さんもいるように、雇用についてもトライアル雇用のように最初は非正規採用として一定期間適正や能力を見極めてから正規採用にする方法が一番理にかなっている気がする。様々な面で保護は大切なことであるが過剰になると色々な面で不具合が生じてしまうことがある。ちなみに婚姻に関してはお試しである同棲はしないほうが良いと個人的には思う。
今回河野太郎氏の年末調整廃止して全員確定申告同様にとても面白い切り口だと思った。
さてさて本日の投開票で誰が次期総裁になるんだろうか?私の推しはどうも難しそうだな・・・