また大臣が辞任した。
地元の支援者に対してメロンやカニを配っていた疑惑が報じられた後に、新たな香典疑惑が報じられて万事休す。
総務省のホームページには「選挙の有無に関わらず、政治家が選挙区内の人に寄附を行うことは、名義のいかんを問わず特定の場合を除いて一切禁止されており、冠婚葬祭における贈答なども寄附になる」と書かれている。ただ「結婚披露宴、葬式等に政治家本人が出席してその場で行う場合は罰則が適用されない場合がある」と小さく書かれているので、これが特定の場合になるのだろう。
つまり今回は秘書が代理出席した為にジ・エンドになった訳だ。つい代理でもいいじゃんと思ってしまうが、もし代理を認めるとばら撒きが可能となり、公職選挙法が骨抜きになるとの指摘もある。なるほどね。また付き合いが広い政治家さんにとって、それらの出費はかなり負担になるだろう。それならば本人出席も含めてすべて禁止にしてしまえばいいのだろうが、それだと付き合いもあったものじゃないし、本人が出席した時に「手ぶら」だとバツが悪いだろう。なかなか簡単なようで深い話である。
それよりも気になるのは香典を差し出す画像が撮られていることである。事前に代理で出席することを知っていたのだろう。そうでもなければこのような画像を撮る訳がない。この姑息なやり方が実に気分が悪い。