映画「奈落のマイホーム(2022年公開)」を観た。
【解説】都会の中心に突如として現れた巨大な陥没穴「シンクホール」にマンションごと巻き込まれた人々の運命を描いた韓国発のサバイバルスリラー。平凡な会社員ドンウォンは11年の節約生活の末、ソウルの一等地にマンションを購入する。念願のマイホームに家族と引っ越した彼は同僚を招いてパーティを開くが、大雨でシンクホールが発生し、わずか1分でマンション全体が飲み込まれてしまう。反りの合わない隣人マンスや同僚たちと共に地下500メートルにまで落下したドンウォンは脱出するべく手を尽くすが、さらなる大雨によって穴は水で満たされていく。「悪いやつら」のキム・ソンギュンがドンウォン、「ハイヒールの男」のチャ・スンウォンが隣人マンスを演じる。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」「第7鉱区」のキム・ジフンが監督を務めた。
地盤の欠陥住宅の床で勢いよく転がるビー玉が実に恐ろしい。小さな共同住宅のおかげでキャラクターや人間関係が分かりやすいものの、その結果すべてにおいて小規模にまとまってしまった感は否めない。どのような緊急事態になっても大声を出す人や誰かを責める人にはならないようにしたいものだと痛切に思った。
地中奥深く取り残された老女の最期は実に潔かった。