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俳優・山本圭の訃報。享年81歳。
俳優座養成所を経て俳優デビューした山本さんは両親を亡くした5人兄弟がたくましく生きる姿を描いたフジテレビ系の青春ドラマ「若者たち」(1966年)に三男の大学生役で出演し、脚光を浴びた。同作の映画版や「君が青春のとき」などで毎日映画コンクール男優助演賞を受賞した。1990年代以降はバイプレーヤーとして若手俳優を支える立ち場での出演が目立ち、フジテレビ系ドラマ「ひとつ屋根の下」「白線流し」「SP」のほか、NHK大河ドラマ「天地人」などで存在感を発揮。近年ではテレビ朝日系の昼ドラマ「やすらぎの郷」(2017年)「やすらぎの刻~道」(2019年)では、石坂浩二演じる主人公の盟友で「大納言」と呼ばれる元時代劇スターを演じた。
映画「新幹線大爆破(1975年)」、映画「野性の証明(1978年)」、映画「アフタースクール(2008年)」にも出演しているのだが、私の中ではやはり映画「鬼龍院花子の生涯(1982年)」である。訃報を聞いて侠客・鬼龍院政五郎と対峙する田辺恭介が強烈にそして鮮明に蘇った。
もう一度田辺恭介を観直そうと思う。心から合掌・・・