新型コロナは感染症法上の扱いが結核などと同様に、入院勧告や就業制限などの措置がとれる「2類相当」の対応となっている。しかし、感染者が増加すると保健所や医療機関の業務が圧迫され、濃厚接触者らの待機などから企業や公共機関などが機能できなくなることも問題化。このため、重症化しにくいオミクロン株の特性を踏まえて、自治体首長や専門家らから季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げを求める声が上がっている中、政府関係者からは「今後収束したら(引き下げを)検討していかないといけないと思う」とコメントしている。
目に見えない得体の知れない敵に翻弄させられた2020年の春。初めて入居者さんの感染報告があった7月には注意喚起の貼り紙をし、消毒費用に大騒ぎしたものだが、それから2年が経過した現在、身近に陽性者や濃厚接触者が多く出始めているものの、2年前とは明らかに違う自然な受け止め方になっている。完全収束からウイズコロナへと方向が変わり、厚生労働省は必要に応じてのマスクを外す広告が出され、今回の5類への引き下げ、そして感染者全数把握の見直し方針とコロナが日常生活の一部になる手前まで来た。
厚生労働省は新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種を、2回目までのワクチン接種を終えたすべての人を対象に10月中旬以降に開始する方針を決めたが、それは医療費を一部負担する5類に引き下げされてからの接種なのだろうか?医療負担についてはきっと大騒ぎするだろうな。
ちなみに今回このタイミングでの首相の感染は、何かしらの布石なのだろうか?