北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

北見市で本邦初記録のキタミトホシカミキリ発見された

2018-11-08 02:09:35 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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北見市で本邦初記録のキタミトホシカミキリ発見された


2018-11-6(火) 北海道新聞夕刊に北見市で日本初記録となるカミキリムシが発見されたことが報道されていましたので、この快挙を本ブログでもご紹介、記録しておきたいとおもいます。




発見者の佐々木恵一さん(63)は皆さんよくご存じの北海道昆虫同好会の古参会員で、毎年精力的にご活躍されています。長年、北見市常呂町栄浦などサロマ湖周辺の甲虫類を調査して、これまで 1125種類の甲虫類を 北海道昆虫同好会雑誌 jezoensis に記録報告しています。 




今回はいままで見たことがないカミキリムシということで慎重に検討されたようですが新聞報道のように種名は Saperda perforata Pallas、1773 ( サペルダ ペルフォラータ )和名は 発見地の北海道北見市にちなんで キタミトホシカミキリ と命名されました。






体長1.5Cm ほどで 図のごとく10個の黒斑が特徴で和名キタミトホシカミキリはこの黒斑に由来する。






本種の同定に尽力された豊橋市自然史博物館学芸員の長谷川道明さんはロシアなどに分布する本種が流木に乗ってオホーツク沿岸に漂着した可能性を述べています。




そうすると土着種ではなくロシアからの稀な外来種ということにされそうですが、一方、今回は本種の雌雄が採集されていることから土着種の可能性も高く、今後も再発見される可能性はありそうです。




蝶類が豊富に棲息することで全国的に有名な北見市が、カミキリムシでも有名になってしまいそうです。



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