今年もマーチングバンド全国大会で2年連続のグランプリ・文部科学大臣賞に輝いた、藤沢の湘南台高校吹奏楽部 『White Shooting Stars(WSS) 』の定期演奏会 第15回記念コンサートが秋葉台体育館で開催され、今年も最優先で出かけてきました。
今年は、昨年に続いて全国マーチングバンド大会で2連覇のグランプリを獲得し、JAPAN CUP 大会8連覇と世界大会でも2位に入賞の偉業を達成した日本一のマーチング演奏会とあって、地元藤沢では大人気となっています。
今年は、昨年の大混雑を考慮して2日間の演奏会となっていたが、初日から開場前から体育館前には長蛇の列ができていました。
入場まで約40分かかって会場へ入ると、既にメインスタンドは満員となっており、僅かにバックスタンドに席がある程度でしたが、何とか最後列の立見席を確保することが出来ました。
スタンド周辺には、15年の輝かしい実績の数々が紹介されており、改めてその功績の一つひとつを確認することができました。
オープニングでは、「A New World」では、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の曲で、1、2年生の見事な演奏・演技が行われ、会場一杯の観衆の感動を呼んでいました。
一歩一歩の足の運びや迫力ある演奏には、魅せられていましたね。
2曲目では、3年生が1年生時に大会で演奏した「ESⅡ」を想い出込めてスパニッシュの情熱の演奏でしたが、一糸乱れぬ演技にも大拍手でした。
創部15周年を記念して「15th Anniversary 」では、これまでの大会使用曲をメドレーにして曲で、この日の為に駆けつけた歴代の卒業生80人が現役組に負けない演奏を披露していました。
次の演奏ではアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のクロ夏の馬鹿騒ぎコンサートにゲスト出演したそうで、その再現を目指して楽曲から、6曲「Another M 」が演奏されていたが、総勢100名の滅多に見られないショーでした。
卒業生を送る曲「星に願いを」では、WSSで過ごせたことを感謝の気持ちを込めての演奏でした。
ラストナンバーでは、昨年のグランプリを受賞したムソルスギーの曲から「M 」が演奏され、 素晴らしい行進と大音響が館内にこだましていました。
マーチングの見どころは、ショーの初めのファーストプッシュと後半にメンバー全員が横一線に並んで前進する「カンパニーフロント」だそうですが、最後のカンパニーフロントでは、会場一杯に大声援が飛び会場には興奮のルツボとなっていたようですね。
会場の一角には、WSSの保護者会が心を込めて造り上げたW.S.Sの可愛いモデル人形が飾られており、マーチングバンドのBGMが流れる素晴らしい作品でした。
どの活動でも共通していることでしょうが、高いレベルを維持、進展させるのは、大変な努力があってのことでしょうね。
結果のみならずその過程があり、生徒にも指導者にも比較できない宝物となって欲しいですね。