冬の味覚の王様、ふるさとのズワイガニが我が家に到着した。
毎年、故郷の越前海岸の知人にお願いしてお取り寄せしているが、今年も産地直送で見事な姿で来てくれた。
今年は、年末から今月にかけての寒波の影響で、若狭湾などの日本海が大荒れとなる日が多く、
出漁を控えたりエチゼンクラゲの大量発生の影響などで、水揚げ量が大幅に落ち込んでいるそうだ。
今年もお世話になった知人への贈り物に大変喜ばれており、友人などからも一緒に送って欲しいと注文が増えている。
ズワイガニの本場であるふるさと福井県の越前町で水揚げされたもので、最高の福井ブランドである。
今回は、紅ズワイの他に、越前かれいや越前えび、ハタハタも一緒にお願いしたが、これがまた大変好評である。
昨夜は、ビールではなく晩酌にこれも故郷の地酒である「一本義」に付き合ってもらい、かにを頂いたが、鮮やかな紅色の中にぎっしりと白い身が詰まっていて、口の中に広がるこの食感は何とも言えないものである。
このシーズンには、テレビの旅番組に出てくるタレントの演技を見せられるが、これを表わすのは難しいだろう。
かにとの語らいの時にも、一緒に送った知人から『今年も本当に美味しいね~』と、感動の電話が入ってきた。
数年前に、カニ料理は地元で食べるのが一番と、越前海岸のかに旅館の『こばせ』に出かけて味わった「かに三昧」を思い出しながら、ふるさとの味覚を堪能した。
昨年夏に訪れていた越前海岸の風景を想いながら、あの海岸の冬の荒れる海を連想してみるが、
写真で見る荒れる旬の里の光景は想像がつかないところだ。
また、一緒に送ってもらった『越前えび』も、プリッとした食感と甘味は、甘エビよりも「うまいもんや」と聞いていたが、鮮度が勝負なので殆どが地元の浜で消費されてしまい、市場にはでない『幻のえび』だとか。
至福の時のあと、早速越前海岸の知人に電話を入れて感動を伝えたが、毎日漁港に出かけているが、セリで量を確保するのが大変だそうである。
浜は寒い毎日であるが、「美味しかったよ~うまいもんやの~」と喜んでもらえるのが一番だと喜んでおられた。