大磯ロングビーチでクラシック・スポーツカーの祭典「ラ・フェスタ・ミッレミリア」を見てから、復路はマイチャリで大磯吉田邸跡から太平洋海岸自転車道を経て大磯海水浴場、相模川馬入ふれあい公園などを訪れてきました。
旧吉田邸跡は、一般公開されていたのでぶらりと園内を散策してみました。
サンフランシスコ講和条約終結を記念して建てられた内門(兜門)は、軒先が兜の形に似ていることから兜門と言われているそうですが、どうみても兜に似ているとは確認できませんでしたね。
兜門を入り吉田邸跡を見ると、焼失した家屋は再建準備中だそうで、貴重な歴史的資産の再建が待たれますね。
園内を散策していくと丘の上には、吉田茂銅像が立ちサンフランシスコ方面を向いて建てられています。丘の上からは、相模湾や伊豆半島、江ノ島方面が望める絶景が望めました。
竹林や松林の散歩道を歩くと、愛犬ポチやバンソウの墓が置かれており、帝相は戦後の日本の復興を考えながら愛犬とともに散歩していたのでしょうか?
丘の中腹には、「七賢堂」があり、伊藤博文、岩倉具視、大久保利道、三条実美、木戸孝允、西園寺公望、吉田茂の明治維新以降の七人の賢者が祀られています。
日本庭園では、心字池を中心に吉田茂の嗜好に合わせてデザインされたものだそうで、築山や池中の小島にはコウノトリや十三重塔が配置されています。
多くの国賓や政治家が大磯参りをした歴史的舞台の一片を観た感じでした。
太平洋海岸自転車道を走り、大磯海水浴場へ回ると、日本の海水浴場発祥の地である海水浴場には、人影も無く静かな海岸風景が拡がり、シンボルのかぶと岩が存在をアピールしていました。
遥か先には、江ノ島も望めました。
大磯海岸に来た目的の一つが、西湘バイパスの橋脚には壁画が描かれており、「浜辺のギャラリー」と言われて素晴らしい作品が見られます。
数々の画の中には、知人の画友の作品があり、2点が描かれていました。
公募により選ばれた画家が描いたもので、大きなコンクリートの壁に大作が描かれています。
今年のテーマは、煌めきだそうで、長く保存されて貴重な文化遺産になることでしょう・・・
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昨年の作品のテーマは、「倖せ」だそうで素晴らしい作品が並んでいました。
こんなオープンギャラリーでの展示会とは、素晴らしい企画で新しい名スポットになりますね
一休みのあと134号線に出て平塚相模川の河川敷ロードを走り、もう一つの目的地「ふれあい公園」に隣接する「馬入・光と風の花つづみ」に到着。
花畑では、偶然知人にばったり会ってビックリでしたが、コスモス畑を観に来られたそうでした。
広大な花畑には、秋には50万本のコスモスが咲き誇りイベントが行われますが、この日は台風の影響もあり、見頃が過ぎていて、摘み取りイベントが行われていました。
花畑の一角の摘み取り禁止エリアでは、イエローキャンパスが見頃となって可憐な姿が風に揺れていました。
ふれあい公園の先の荻の原には、オギの穂が秋風に揺られて花畑とは違った秋の雰囲気を醸し出していました。
相模川サイクリングロードを走り寒川を経て帰路に着いたが、久しぶりのポタリングでしたが、爽やかな秋風を切っての快適ポタリングでした。