ゴールデンウイークがスタートして、今年は東日本大地震の影響を受け、人の動きが例年と比較してかなり変わっているようで、人出も少ないと言われている。
横浜みなとみらい地区もいろいろなイベントが予定されており、例年大変賑わいを見せているが、初日には日本丸メモリアルパークで行われる「日本丸」が全ての帆を人力で広げる「総帆展帆」が行われるので、朝から駆けつけてみると、この日も素晴らしい天候に恵まれて多くのカメラマンや見物客で賑わっていました。
今回は、今年2回目で、年に12回行われるが、昨年も日本丸の進水80周年を迎えて盛大なイベントが行われたが、「太平洋の白鳥」や「海の貴婦人」と称号を与えられているその姿は、実に美しく横浜港のシンボルともなっている。
また、このエリアや日本丸は、スケッチスポットとしても何度も描きに訪れており特別の思いを持っています。今回は、29枚すべての帆をひろげることです「総帆展帆」と、船首から、マスト頂部、船尾を国際信号旗で飾る「満船飾」を同時に行う最も見応えのある作業が行われた。
この作業は約100名のボランティアの方々の協力を得て行われており、到着したときには、すでに展帆は始まっていたが、リーダーの合図に従って一つ一つの作業が勇ましい掛け声と共に、高所のマストの上で繰り広げられ、勇壮な景観でもあります。
展帆作業は、丁度1時間で終了していたが、29枚の帆が拡がった時は、春の風と陽光を浴びて、正に貴婦人の姿が出来あがっていました。
今は、メモリアルパークとなっているが、過っては三菱重工業の造船ドック跡である、国指定重要文化財の横浜船渠第1号ドックに浮かんでおり、その優美な姿は、いつ訪れても飽きないものがある。
隣のクイーズスクエアにも、第2ドックが保存されており、この日は横浜の名物である「大道芸」が披露されており、見物客の大歓声が浴びせられていた。
展帆作業終了後、汽車道を経て赤レンガ倉庫へと移動してみると、毎年恒例のフラワーイベントなどで大変な賑わいを見せていた。この4月には、創業100周年を迎えたそうで、横浜港の歴史が刻まれていて貫録が滲みでています。
本年のテーマは「つながる・みらいへ」だそうで、広いイベントヤードには、100周年に因んでカラフルな春の訪れを告げる桜の木や芝桜など咲き誇っており、メモリアルピラミットなどフラワーパークが出来ていた。
赤レンガ倉庫回りには、過っての税関跡や横浜港駅跡などの遺跡が残っており、のんびりとシートを広げて春を楽しむ光景が見られたが、館内に入ると身動きが取れないほどの大混雑でした。
また、パークから大桟橋を望むと、桟橋には入港したばかりの大型客船「ぱしふぃっく・びいなす号」が、快晴の陽光を受けて白い船体を輝かせており、これぞ横浜みなとみらいという光景が見られていた。