日本中が注目したWBC決勝戦で、宿敵韓国を延長戦で劇的なイチ打で破り、連覇を達成した。
外出予定だったが、思わぬ展開でテレビに釘付けで、結局、WBC一日となったが、日本中がお祝いムード一色の興奮の一日となった。
それにしても「侍イチロー」は、凄かった~
9回ですんなり終わっていれば、あの劇的な『イチローのセンター前ヒット』は、無かったわけで、神がかりを感じた。
世界一は勿論であるが、あのマウンドに国旗を立てるような非常識な低レベルの民度の国に、見事にリベンジを果たしてくれた意義は大きい。
試合展開では、岩隈のすばらしい内容のピッチングで、終始優位に展開していたが、何が起きるか判らないのが、野球である。
内川選手の考えられない博打的なスーパーファインプレイも出て、絶対負けられないムードに流れができていた。
イチローの決死的な顔を見ていたが、4安打の固め打ちをやっても笑顔は全く見られず、クールな顔が印象深かった。
セットアッパーのダルも、得意のスライダーの制球がままならず、危機感を感じていたところだった。
最後を決めたのは、期待通り世界のリードオフマンのイチローだった。
不振が続いていたが、原監督に『あのセンター前ヒットは生涯忘れられない』と言わせたのだ。
バンドヒットも、センターオーバーも、必死にチームを引っ張り、気合を入れての戦闘ぶりには改めて見直した。
最後の決定の瞬間には、ダルが仁王立ち、イチローが始めて笑顔を見せてマウンドへ走る姿が印象的であった。
正直言って、侍ジャパンが結成されたときは、外野の雑音や根拠の無い雑誌の噂などで、チームワークが心配で、連覇には疑問を持っていた。
しかし、原監督が『日本の良さは団結する事』と任じて、見事に纏め上げたことが今日の素晴らしい結果を生んだものと思う。
原監督に『本当にお前らは凄い。強いサムライになった』と言わせたのだ。
その瞬間の、サムライ達の歓喜の声は、心底から爆発していたようだ。
ハシャギまくるイチローは、「苦しいところから始まり、辛さとなり、痛感に感じない痛みとなり、そして笑顔になれた・・・」と言うその笑顔は、最高の笑顔だった。
『日本のためにやりました』とは、日本で応援していた日本人にしっかりと伝わってきたよ。
日本では、お祭りムードで大騒ぎとなっているが、野球王国の米国では、醒めているそうだ。
スタンドには、韓国と日本の応援団ばかり、テレビ視聴率は2%だとか?
米国チームは、メジャーの本気になった選手派遣もなく、ベストメンバーとはほど遠いそうだ。
そんな中で、現地の新聞では特段の扱いで報道され、あのエンパイア・ステートビルでは、日の丸をイメージしたイルミネーションが行われているのだ。
アメリカの余裕ある態度と野球の敵国・友国を称える粋な雰囲気には、宿敵国とは大きな差を感じた。
この日までの歴史でも、野茂に始まり、数々のメジャー選手を送り出している日本の力を報道しているそうだ。
戦い前に、雑音を発していたどこかの監督「あのじいさん」は、相変わらず大人気ないコメントを出しているが、いい加減にしろ・・・・
今日サムライ軍団が帰国するが、まだまだお祭りは続くだろう・・・
大型店舗では、お祝いムードのSALE合戦が、買い控えしていたお客が殺到しているようだ。
定額給付金より経済効果が大きいのでは?
経済も気分も、景気回復に期待したい。
いよいよ来週からは、花便りとともに、ペナントリーグが開幕し、シーズンが到来する。眠れない日々が続くのだろうか?