全国の稲荷神社約3万社の総本宮である「京都・伏見稲荷神社」に初めて出かけてきました。
稲荷駅を降りると目の前に一番鳥居と参道の両脇には赤提灯が飾られて、夏祭りの本宮祭当日だったので、境内は提灯や日本画などの行燈で埋めつくされており、年に一度のラッキーな光景が見られました。

一番鳥居まえには、狛犬に変わり黒狐が迎えてくれましたが、加えているのは黄金の稲穂?のようで、お稲荷さんは、五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるようです。

猛暑の天候でしたので、楼門までの参道には人影も疎らで青空に聳えるように二番鳥居や楼門が大変美しく輝いていました。

本殿の前には、昭和天皇御一家の参拝された高札が掲げられていますが、初めて参拝することになり、この国の平安をお願いしましたが、丁度参議院選挙の当日でしたね

楼門には阿吽の神像が鎮座し、その扁額も朱塗りの門や提灯と共に実に色鮮やかでした。

楼門の周囲には、本宮祭の提灯や行燈飾られており、実に華やかな雰囲気となっていました。

奥宮から千本鳥居に入ると、二本の道に分かれていますが、どちらがご利益が大きいのでしょうか?と思いつつ、左の道へと入ったが、神霊新たかな空気を感じますね。

神の聖地である鳥居を潜り抜けることにより、気持ち新たになり神の恩恵にあずかるそうで実感を覚えました。

奥社奉拝所には、「おもかる石」がありますが、説明によると、願い事してから灯籠の上にある石を持ち上げると、予想より重いと感じた場合は願いが叶いづらいそうで、重く感じていましたので、がっかりでした 

その先の立ち寄りスポットである神宝神社へ立ち寄ってみると、竹林に囲まれた静かな雰囲気が漂っています。

再びもと路へ戻りまもなく「こだまが池」に到着するが、行方不明になった日を探すときに手を叩いてこだまする方向に探し人いるという。
その池端には熊鷹社が鎮座しています。

その先三つ辻をへて約10分で、四つ辻に到着しますが、茶店などもあり一休みでした。

四つ辻からは、京都市内を見渡せる素晴らしい眺望が望めて疲れも消える程でした。

四つ辻の広場から少し階段を登ると、荒神峰があり、多くのお塚群が並びますが、小さな鳥居が掲げられて、ちょっと他では見られない光景です。

四つ辻に戻りいよいよ右回りで稲荷山へと入りますと、途中、狐が化けたのでしょうか?稲荷猫が出没して人懐っこく迎えてくれました。

四ツ辻から歩いて二ノ峰中社を過ぎて、約15分で稲荷山頂上である「一ノ峰上社」に到着。
ここに祀られているのは末広大神だそうで、拝殿の奥には、しめ縄を懸けたご神体の大石が鎮座していました。
神の山である稲荷山の山頂(233M)で、お塚群には小鳥居が沢山奉納されており、独特の雰囲気となっていました。

稲荷山を下りながらまもなく長者社(剱石)があり、聞けば剱石は社の中に鎮座するご本尊だそうで、社の後ろにあるのは、雷石だそうです。

眼力社では、「眼の病が良くなる」、「先見の明・眼力が授かる」というご利益があるそうで、お参りすると、手水舎には面白いキツネ様がおり、手水を出してくれましたが、大阪城の鯱と同じ作者だとか・・・

さらに、天龍参道をへて四つ辻へ戻り、三つ辻を経て裏参道を下ると、産場稲荷社や多くの稲荷社が鎮座していますが、中に「運動大神」を見つけて参拝したが、運動能力が長けるのでしょうか

その先には、くぐりたくてもくぐれない「何これ???」の鳥居を発見しましたが、背の高い山車でも通すのでしょうか?

約2時間半かかり楼門へと戻ってきましたが、ここでは真っ赤な鳥居の絵馬が並んでいました。

伏見稲荷神社は、外国人の日本観光スポットベスト10の第2位に数えられるそうで、見応えがありましたね・・・
参拝者には、稲荷山の参道に奉納された大小の鳥居を数えていた人もいたが、数えきれない無数の鳥居は祈願成就のお礼の意味があり、その数の多さは本当に驚かせました。
いつの日か、またの参拝をしたいスポットでした。