世界三大ツールの自転車レースである『ジロ・デ・イタリア』が、いよいよ最終ステージを迎えた。
今年は、記念すべき100周年を迎えて、大変盛り上っているようだ。
この大会は、21日間かけてイタリア全国約3450Kmを廻り最終ステージの今日、ローマにゴールする壮大なレースである。
毎日J-Sportsを見ながらその展開を見てきたが、眠れない夜がようやく今夜で終結して解放されるが、それほどツールファンにとっては、見過ごせないものである。
特に、マイチャリの「TREK」に乗るツールの覇者 ランス・アーム・ストロング(アスタナ)が、カンバックして初参戦するとあって、大変興味を持っていた。
ランスのみならず、デイルーカ、メンション、バッソ、サストレなど強豪揃いで、弥が上にも気勢があがる。
また、幾つもの2000M級の峠越えコースには、毎日自分が走っているような錯覚を覚えて、ハラハラどきどきしていた。
落車の光景も、何回も見せられてきたが、思わず目を背けてしまい興奮冷めやらぬ日が続いた。
我がランスくんは、鎖骨骨折の怪我の影響だろうか、前半からマリア・ローザ(総合リーダジャージ)争いから脱落してしまったが、レースの展開は激しくなっていた。
中盤ステージからは、デイルーカがマリア・ローザ(総合優勝)争いをリードしていたが、終盤ステージからは、
メンションが絡んできて、何と稀に見る僅差のデットヒートになってきたようだ。
最終ステージのタイムトライヤル(TT)を残して、第20ステージで勝負がつくのかと期待したところ、
ここではともに競り合わず、僅差20秒差で、今日のTT 15kmでの勝負に持ち越した。
連日170Kmや最長区間260Kmを走破して、総距離3450Kmの勝負の結果が20秒差である。
連日のJ-Sportsのライブ番組を観戦していたが、解説の今中氏や栗村氏のレースに精通した明快な解説には、
我々俄かツールファンには、どんどんツールの世界に吸い込まれていく魔力があるのだ。
我がランスくんも中盤から、ペースを上げてきたそうで、やはり特別の存在感があるそうである。
所属のアスタナのチーム優勝もほぼ確実になっており、7月のツール・ド・フランスへの期待は膨らんできた。