某社の案内で、「健康増進セミナー」に参加してみた。
日頃、体育指導員の立場でスポーツ振興と体力強化に取組み、指導しているので、情報やテクニックを得るいい機会であった。
内容は、主に高齢化社会の中で 高齢者が「いきいき健康」で如何に健康維持していくかの観点から 基礎的な実践と理論紹介であった。
Q.O.L(Quarity of Life) を向上させるには?
如何に生活習慣のパターンを改善し、実践したらよいかという趣旨であったが、高齢者には頭で理解はできるが、自分の体力に応じて効果的な具体的方法に戸惑いがあり、実践が不十分なのが実態であろう。
効果的なストレッチやウオーキング、筋トレの方法について アドバイスを受けて実践訓練を行ったが、習得したことを習慣化することは、容易ではない。となると、方法論も大切であるが、継続する意志の力が大切であると常に考えている。
運動は、適度に 「出来る事を継続する」ことが、必須ですね。
今日の話題の中で、一番関心を持ったのは、自律神経のバランスを保つ事であった。
交感神経と副交感神経がバランスよく働くことにより、自律神経が正常に保たれている。
その結果、血液の循環や消化器官、ホルモン分泌、排泄など全ての器官が、正常に機能するそうだ。
このバランスが崩れる事により、様々な体の障害が発生するので、その要因となるストレスや食生活などの改善が重要である。
これらの仕組みを意識しての 生活習慣の改善が必要で、特に 加齢による機能低下が出てくる高齢者には、意識的行動が求められている。
特に有効だと思われるのは、行動力の低い高齢者には、ストレッチやウオーキングが体温を上げることを意識してやることだ。
これらの知識とノーハウを、これからの指導に活かしていきたい。