秋の横浜恒例のスポーツイベントである『第29回 横浜マラソン』が、横浜山下公園をスタートして、
山下埠頭にゴールのコースで開催され、今回は走友の応援に出かけてきた。
毎年、欠かさず連続してきたが、今回は申込み受付後、14時間で締め切られたそうで、異例の人気で、
申込みが間に合わず、連続出場を絶たれていたので、その思いを託して応援した。
会場の山下公園に着いてみると、この冬一番の寒さではないか?と思える気温と寒風が吹いていて、
一番苦手なランニングコンデイションで、エントリーが外れてよかったか?と喜んだ。
これまでは11月10日前後に開催されていたが、今回は、横浜国際女子マラソンに押されて月末開催となったので、山下公園通りは、イチョウ並木が色鮮やかに黄葉しており、最高のスタートの舞台が出来ていた。
公園内は、アップしているランナーで占拠されていて、一般観光客は行き場の無い戸惑いが見られ、
スタート前のトイレには、いつも見られない程の長い行列が出来ており、スタートにも間に合わないランナーも少なくなかったようだ。
今回、幸運にもスタートしたランナーは、ハーフと10Kmで8,500人だったようで、公園通りには、いつまでも興奮気味のランナーが手を振りながら、続いていた。
スタートを見送ってからは、寒さを避けて山下橋の「人形の家」で、丁度開催されていた『鳴子こけし展』で、
伝統工芸士による「こけし造り」の実演などを観て、その由来や美しさを味わっていた。
その後、ゴール地点に移動してランナーを迎えたが、やはり「寒かった~」と、感想を述べていたが、
この日の完走率はどうだったのだろうか?
このコースは、制限時間が厳しいことでも有名で、特にハーフの117分は多くのランナーには不評である。
コースも、海釣り岸壁や工業団地を走り応援の数も、他の大会と比較して格段に少なく、走り甲斐がなく、走り終わった後も、何か満足感が乏しいのである。
しかし、ランニングブームも手伝い、今年も異例の人気で特に女性ランナーが多いのには驚きであった。
レース終了後の山下通りのイチョウ並木は、スタート時より落葉が一気に進んだようで、黄色の絨毯が出来ていた。