「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「初詣で」

2015年01月02日 | 季節の移ろい・出来事

  

正月二日。絶好の初詣で日和に恵まれた。
小雪の舞う寒い朝ではあったが、澄み切った青空と、輝くお日様が初詣でへといざなう。
防寒重装備に身を包み、近場の三社参りに行ってきた。

どの神社もそれぞれ程よい初詣で客で賑わいを見せ、知った顔もちらほら。
ただ淋しく思う一つは、どの神社の参道にも、出店の一軒もないことである。
その昔は、表参道裏参道、どちらを通っても、ダルマ屋さんに羽子板屋さん。カミナリおこしやアタリメ焼きのお店が、肩を寄せ合いひしめいていて、中にはお神酒の入ったおじさんたちの売り声が、如何にもお正月気分を盛り上げたものだった。

出店もない、売り声もない、何にもない静かな初詣で。やけに寒さが身に染みる。
そこへいくと、あの正月の風物詩みたいな存在であった映画「男はつらい」。寅さんの啖呵売で知られた「ご用とお急ぎである方も無い方も、さあさ手に取って一度はゆっくりごらんなさい・・・ さる町工場がたった数万円の借金で倒産し、従業員に払う退職金のために投げ出したこの品・・・ ・・・」 あんな耳触りのいい掛け声は、寅さんと一緒に消えて行ってしまったようだ。

最初に詣でたのは、岩国藩吉川家累代の産土神として崇められた・駿河八幡宮を祀った神社。
次いで、岩国藩の始祖、吉川広家公が出雲の国から岩国へ移封されて以来、鎮守様として仰ぎ、歴世の産土神として敬った神社。
最後が、岩国藩歴代藩主の心霊を祀る神社で、全国的にも数少ない祖霊を祀る神社建築で、岩国藩大工の技術の高さがうかがえる神社。 このように記しておけば、わかる人には三社とも名前が挙げられる神社である。
いずれも岩国検定試験で出題されたものである。ちょっと知ったかぶりを・・・。

先ずは穏やかに正月二日が暮れようとしている。向こう一年、できるならこのように平穏な日々を祈りたいと思っている。

コメント (2)
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