今日1月15日は小正月と呼ばれ、小豆粥を食べてゆっくり過ごす日とされたいたという。
元日から七日までを大正月と呼ぶのに対して、正月15日を小正月。小年(こどし)、二番正月、女正月、花正月、など色々よばれていた昔があるようだ。
小正月まで門松を飾っておいて、15日の夕刻に燃やすのを「とんど焼き」と呼んだらしく、とんど焼きの多くが1月15日に行われるようになった・・・というまことしやかな話もある。
まあどっちにしても、今日まではお正月気分が完全に抜けきらなかったということかな。
そんな今日は、朝から小学校に招集がかかっていた。小正月だから、という意図があったのかなかったのか、定かではないが、1年生55人を対象に授業の一環として「むかし遊びを体験させたい」という学校の意向に沿って、社協の15人が出向いた。
タケウマ・コマ回し・お手玉・あやとり。今回はこの4種目で、地域のお年寄りと触れ合いながら、昔からある遊びを体験するという試みであった。
いずれも我々の子ども時代は、夢中になり、上手になることに必死で取り組んだ遊びばかりである。お手の物である
ゲーム機のボタンを押さえるのはとてつもなく速い現代っ子。案の定、タケウマに乗らせば、身体をコチコチにこう着させ、手を添える側が必死で支えるため、汗、汗、汗。
コマ回しは、コマの持ち方からヒモの巻き方、そして投げ方まで特訓。最初はぎこちなかった手つきが、あれよあれよという間にうまくなっていく。指先が不器用なわけでは決してない。コツを会得するのが早い人遅い人の差はあるが、おおむね器用である。
その証拠に、あや取りなどは、すぐに工夫して厳しい質問をしてくる。とは、社協のおばちゃんたちの弁である。
しっかり褒めて、心地よい汗をにじませながら、久しぶりのタケウマやコマ回しにワクワクしながら楽しんだのはこっちだったのかも。
これが孫相手だったらこれほど優しくできたのだろうか。「もっとちゃんとしなきゃぁ」とか大きな声を出したに違いない。
地域のお年寄りに協力してもらって・・・といううたい文句は少々気に染まないが、日本古来の子どもの遊びに浸ってみるのも悪くない。さて今日の結論は、遊んであげたのか、遊んでもらったのか・・・。