「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「偶然の一致」

2015年01月17日 | 趣味・・エッセイ

                          

何となく気分のいい朝を迎えた。
などと手前勝手なことを言っていては、日本中はおろか世界からもひんしゅくを買うような、悲しい記憶に思いを寄せる日。
あの忌まわしい阪神淡路大震災から丸20年を経た1月17日である。

忘れもしない。前年4月に本社勤務を命じられ、単身赴任の東京生活。正月帰省を終え、新しい年に向かって本格始動に入ってしばらくたった朝、寮生活の朝食のテーブルで、テレビ画面に流れる悲惨な光景。
これが大都市を襲う自然災害の猛威か、と目を疑ったあの時。
あれから、20年の歳月。いまだ大きな心の傷や、不遇な生活を余儀なくされている人も多いのだろう。

そんなことを思うと、一人ニヤケてなんぞいられようか、と思うのだが。
偶然の一致とは、時に思いがけない心の肥やしをプレゼントしてくれるものではある。
何年振りだろう。出来栄えはともかく、自分で書いたエッセイもどきが、毎日新聞はがき随筆欄と、中国新聞広場欄に同じ日に掲載されているではないか。もちろん内容は全く異なる二つの文章である。
忘れかけていた「書くことの心地よさ」を思い出させてくれた。

しつこく言っておくが、エッセイの出来栄えがいいと思っているわけでは決してない。
評価はそれぞれ人の判断によるものだから。こちらは、心にうつるよしなしごとを、できるだけ平易な文で、判りやすく、丁寧に、少しの感情を込めて書く。というだけである。

ブタもおだてりゃ木に登る・・・。おだてに乗りやすいタイプとそうでないタイプはあるだろう。
でも、けなされるよりおだてられる方が気持ちいいのは確かだ。
せっかく偶然の一致がこうして心地よくさせてくれたのだ。この気持ちを大切に、また少し腰を入れてみるかな。

コメント (8)
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